東京から世界へ向けて“ライフスタイルを提案する”インテリア・デザインの国際見本市「2014 Interior Lifestyle Tokyo(インテリアライフスタイル)」が6月4日より、東京ビックサイト西ホールで開かれた。メサゴ・メッセフランクフルトの主催で会期は3日間だった。
海外向けに台湾の優れたデザインを発信するため、台湾文化部はこれまで世界規模で活躍する企業及びデザイナーの海外出展や販路開拓を目指す台湾デザインセンターの支援を行ってきた。今回のイベント向けに「Fresh TAIWAN」プロジェクトを発足させ、このほど「FRESH TAIWAN」パビリオンとして出展させた。スタイリッシュでユニークな照明器具、鏡、革製品、イヤホンなどを主力商品とし、取扱いブランド8社が展示・披露された。
「FRESH TAIWAN」パビリオンでは初日、オープニング・メディア交流会が開催され、沈斯淳・台北駐日経済文化代表処代表及び林則媛・代表夫人や陳文龍・台灣創意設計中心執行長、朱文清・台北文化センター長、陳英顕・台湾貿易センター東京事務所所長、林御翔・文化部文創發展司科長らが参列し表敬した。グッドデザインなどで知られる日本デザイン復興会の青木史郎常務理事も会場に足を運び、「台灣創意設計中心とは今までも良い関係を気付いてきた。これをもう一歩進めて、日台双方の企業やデザイナーにビジネスチャンスを作っていきたいと考えている」と今後デザイン面でのさらなる日台交流を視野に入れている事も明らかにした。
続いて陳文龍執行長は「日本のデザイン市場は台湾に比べて進んでいる。台湾側としても大変重視している。今後とも今回の様な台湾デザイナーの日本進出の機会には力を入れていきたいと思う」と述べた。
台湾パビリオンはこのほかの出展として、國立台灣工藝研究發展中心主催の「In Taiwan In Design」に陶器やメタル、木材などを使った繊細な工芸品のブランド9社。財團法人台北文化基金會主催の「台北の街角―TAIPEI corners」に9社。そして個性豊かでポップな生活雑貨などを取り扱うブランドが出展し、会場を彩っていた。
台湾パビリオンに並ぶ若手の台湾人デザイナーの個性豊かな商品を体感した日本人来場者は「台湾のデザインには日本人には考え付かないような突飛なものが多い。色鮮やかで台湾という国そのものの文化を感じる」と興味を持っていた。
また「Fresh TAIWAN」ではプロジェクトの一環として、同展示会で紹介された商品を台湾デザイン・ポップアップショップ「台湾デザインに出会うFresh TAIWAN meet JAPAN!!」として店舗購入できる企画も実施した。ファッション業界のトップランナーとして知られる「渋谷パルコ」にて期間限定(会期:6/7~12)で開かれたもので、台湾のインテリアグッズをいち早く入手する事を可能にして相乗効果を狙った。