第12回台湾特別講演会〜福岡で開催

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日台特別講演会の様子
日台特別講演会の様子

福岡市で「台湾特別講演会」が開催され、約300人が参加した。主催は日華親善友好慰霊訪問団(協賛/台北駐福岡経済文化弁事処、九州不動産専門学院、九栄会、JTB九州ほか)。

日華親善友好慰霊訪問団の小菅亥三郎団長が「戎処長に相談したところ、快くバックアップを引き受けてくださった。この講演会のために尽力してくださった関係者の皆さんに感謝したい。日本のために命を捧げた台湾の若者を供養するために始めた会だが、昨今では『台湾を愛する』日本人にも多く集まってもらっている」と挨拶した。会場では「生命の絆」の唱和や、「筑前琵琶」の披露も行われた。

日華親善友好慰霊訪問団の小菅亥三郎団長
日華親善友好慰霊訪問団の小菅亥三郎団長

台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長が「台湾人が日本にいかに関心を寄せているかが数字を見てもはっきりと分かる。台湾人は日本人に対して恩返しの気持ちを持っている。台湾のインフラ整備のために犠牲となった日本人がたくさんいる。この功績を台湾人は忘れておらず、恩恵に感謝したい」と述べた。日華親善友好慰霊訪問団・台湾支部の黄楷棻事務局長は「パートナーを選ぶとき、日本のような真心をもっている日本のような国がいい。台湾にとって日本との経済強化が重要。日本と台湾はそれぞれ半分、日台が力を合わせて頑張ることが大切」と述べた。

台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長
台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長

高雄県岡山市出身で早稲田大学卒業の文明史家・黄文雄氏が「日本人が台湾に遺した武士道精神」というテーマで講演。「台湾の歴史は大航海時代以前で、発掘されていない部分が多い。記載された文物には『誤り』も多く、これからの修正が必要となってくる」と述べ、「日本が台湾に遺したハードウェア」「日本・台湾、魂と心の交流が持つ史的意義」「日本人教師・技師・医師がつくった台湾近代」「台湾人が見た日本精神と支那人根性」「日本と台湾の未来をどう知る?」という項目でレクチャーを行った。

高雄県岡山市出身で早稲田大学卒業の文明史家・黄文雄氏
高雄県岡山市出身で早稲田大学卒業の文明史家・黄文雄氏

「私たちは日本を取り戻す」というメインテーマのパネルディスカッションでは、黄文雄氏が「私たち原日本人は大切なものを忘れてしまった」というタイトル、九州大学大学院准教授の施光恒氏が「台湾の中のニッポン〜日本人が取り戻すべき心とは」、西日本台湾学友会前会長の柳原憲一氏が「台湾人戦犯死没者の遺書より」というテーマで講演を行った。講演会の後、交流会も行われ、来場した人は親睦を深めながら台湾を愛する気持ちを育んだ。

 

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