千葉日華親善協会・片岡直公会長が主催する「第27回 望月会 月見の宴」が9月7日と8日、千葉県真間寺にて開催された。7日は日頃より片岡会長と親交の深い千葉県中華総会・陳清玉顧問、日本千葉台商会・浜田裕子会長や東京台湾商工会議所の錢妙玲会頭らが出席したほか、カナダからも僑務委員会・陳炎生僑務委員が駆けつけ、茶道体験や琴や三味線の鑑賞など、日本流のお月見を堪能した。
当日は昼過ぎまで雨だったのにも関わらず夕方にはすっかり晴れ渡り、お月見らしく野外会場での開催となった。また、同会のメーンイベントである津軽三味線の全国大会優勝者・北村姉妹による三味線と増田厚司及び成田信人による琴の演奏が始まる頃には月見の宴の名にふさわしい綺麗な満月が姿を現し、会場を明るく照らした。
なお、同会には千葉県・森田健作県知事や外務大臣政務官・薗浦健太郎議員、自由民主党副幹事長・渡辺博道議員、歴代ミス日本らなどが招かれており、2日間で約500人の著名人らが出席した。
片岡会長は「台湾は外国の中で1番好きだ。実は約50年前、台湾と市川市は友好関係を結んでいたが国交断絶時には国から友好関係を反対された事もある。その時に私は『国交とは国と国の問題。これは人と人との繋がりなんだ。国交なんて関係ない』と言って反抗し、今でもその友好関係を続けているというわけだ。民間と民間の繋がりが大事。もっと積極的に民間が交流していくべき」と述べた。
また、森田知事は台湾関係者らのテーブルに訪れ記念撮影をし、「台湾大好き!We Love Taiwan!」と掛け声をかける姿も見受けられた。森田知事は今月末、訪台を予定している。