台湾におけるインバウンドはSNSを有効活用

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アジア経営者連合会は3月17日、経営者交流イベント「アジア経営者ビジネスサミット2015」を開催。同サミットでは台湾セッションが開催され、台湾に関連するインバウンド向け施策を重ねた実績を持つ日本人経営者ら5人が台湾でビジネスを展開する際のコツなどを語った。

このほど講師として招かれたのは、吉日媒體集團(ジーリー・メディアグループ)の吉田皓一CEO、ブルームスの沖野真紀代表取締役、ぐるなびブランド戦略インバウンド室の杉山尚美副室長、Y’s consulting Groupの吉本康志CEO、エイチ・アイ・エス海外営業本部の波多野英夫本部長。前者3人は講演で、共通して“台湾のインバウンドで1番有効的なビジネスのやり方はSNSの有効活用である”と強調した。

台湾セッションの様子
台湾セッションの様子

台湾人に向けて日本観光総合サイト「樂吃購(ラーチーゴー)」を運営している吉田CEOは、“台湾人の総人口に占めるFacebook(以下:FB)アカウント数比率”が65.2%(Google調べ)だと説明し、「台湾人のFB利用率を考慮し、樂吃購には各ページにFBのプラグインを入れ、いいね!やシェアが出来るようにした。シェアして頂くことで二次的、三次的な閲覧を得る事が出来る」と述べFBがどれほど効果的であるかを裏付けた。また、化粧品におけるアジア進出事業やインバウンドEC事業を行う沖野代表取締役も「弊社の台湾人女性観光客に対する化粧品体験イベント告知はほぼFBで行っている。告知後はLINEのアカウントを用いて、先着で無料体験券が貰えるキャンペーンなどを行い1対1のコンタクトを取ることが大事」と話し、集客方法をシェアした。なお、杉山副室長によると、ぐるなびでは日本の食文化をPRするべく台湾、シンガポール、フランスなど6ヵ国の言語で展開する海外向けサイト「Japan Trend Ranking」を運営しており、日本人より日本を知っている台湾のページには日本の今現在流行っているものの情報をFB連動でタイムリーに発信するという工夫を凝らしている。

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