台北駐福岡経済文化弁事処の戎処長、「人よし友情よし食物よし」の九州実感を語る

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ラジオで台湾を語った台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長
ラジオで台湾を語った台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長

台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長が、福岡着任2周年を前に、福岡のラジオ番組にゲスト出演。福岡メディアを舞台に繰り広げられた「台湾」トークは業界関係者や台湾ファンらの注目を集めた。

主なテーマは戎処長の「福岡での2年を振り返って」。戎処長は「人よし、友情よし、食物よしの九州」、「訪日台湾人観光客が297万人、初めてトップ」、「大成功、九州の『国立故宮博物院特別展』」「滴水之恩、湧泉以報、忘れない日本の恩義」「今も息づく日本精神『一連托生』の関係に」「縁は異なもの味なもの、この縁を大切に」といった項目で2年間を振り返った。その中で、「台湾でも『九州』を特集した雑誌が創刊された。長栄航空も福岡〜高雄便を開設し、九州から台湾南部へのアクセスも便利になった。統計によると昨年1年、日本から40万人が高雄を訪れている。今まで25万人だったが、高雄政府にとってありがたい話だ。訪台はこれまで台北一局集中の傾向があったので、緩和される好材料となる。また『暖冬高雄』と銘打ち、高雄でゴルフをしにくる日本と韓国の観光客も多い。台南、屏東、台東、花蓮なども見どころが満載だ」と台湾の魅力を話した。また、昨年2週間の休暇で、台東を訪れたエピソードを紹介し「以前、台東や花蓮などの東部へは交通が不便だったが、現在は、台北から花蓮まで列車で3時間半で到着するなど便利になった。台東の関係者は『東部は、個人客はいるものの団体客はほとんど来ていない』と話す。台東の人口は23万人、日本ハムの陽選手も台東の卑南出身であるし、原住民の街でスポーツが強い」と話した。その中で、今後の課題として、「観光逆差は現在130万人。台東、高雄、花蓮の県知事に九州に来てもらい、観光説明会を開催をするべきだろう。農産物もプロモーションすることで、九州の認知度も上がる。関東、関西、名古屋、北陸は台湾からのLCCが就航しているが九州にはまだ無い。航空運賃は普通の便より半額安く、若者に便利。就航すれば観光誘致にも繋がる。福岡空港以外でも、九州の他の空港からの誘致が実現すれば、利便性が高まる。近年の日本の新聞は台湾の政治関連ニュースを大きく報じるようになった。新聞を見ることにより、台湾の政治、社会の動きがよく分かる。日本の方にも台湾の新しい未来、最新の動きに注目して欲しい」と述べた。また、九州の聴衆にむけて「台湾の屋台は様々なものが食べられる。機会を捉えて、台湾まで足を運んでいただきたい。台湾は世界一の親日国家だから、九州の多くの人に台湾の魅力を知って欲しい」と語った。

 

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