日台若者団体が創る「藝術祭」開催中!

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アートで日台を繋ぐことを目的に活動する学生団体の「藝家人」は8月22日より29日まで、台湾文化センターにて「藝術祭」を開催中だ。同団体は、日本と台湾のアーティストやクリエイター志望の学生による団体で、昨年12月に設立され、現在は約20人で活動している。同団体によるイベントはこれが2回目。

「藝術祭」の日台交流パーティーにて。藝家人のメンバーらと台湾文化センターの朱文清センター長(右5)
「藝術祭」の日台交流パーティーにて。藝家人のメンバーらと台湾文化センターの朱文清センター長(右6)

イベント内では、22日に日台交流パーティー、23日には台北映画祭で若手映画監督賞を受賞した張凱智さんが来日し、日本で初めて自身の最新作である野球をテーマにした映画「暗闇の訪れ」の上映が行われた。

映画「暗闇の訪れ」の張凱智監督
映画「暗闇の訪れ」の張凱智監督。同映画は福岡インディペンデント映画祭でも上映される。

また、同団体所属アーティストらの作品が期間中展示されているのに加え、先日、「日本・台湾祭りin上野」で台湾新聞社と藝家人が共同で企画した「DEAR台湾 FROM日本〜私が台湾を好きな理由〜」のメッセージパネルも展示されている。

藝家人所属アーティストらの「夏」と「祭」をテーマとした作品も展示
藝家人所属アーティストらの「夏」と「祭」をテーマとした作品を展示
台湾新聞社と藝家人が共同で企画した「DEAR台湾 FROM日本〜私が台湾を好きな理由〜」のメッセージパネル
台湾新聞社と藝家人が共同で企画した「DEAR台湾 FROM日本〜私が台湾を好きな理由〜」のメッセージパネル

なお、27日には台湾文学研究者の赤松美和子さんと台湾語詩人の呂美親さんをゲストに向かえたトークショー「台湾文学を聴こう」、28日には映像作家・監督の大川景子さんのドキュメンタリー映画「異境の中の故郷」の上映会と、同映画の撮影に同行したという台湾人作家の温又柔さんと大川監督のトークショーを開催する。さらに最終日には藝家人のメンバーや、学生カメラマンと、カメラ講習会及び撮影会を行いカメラを通して日台交流を行う。

 

若者の日台交流促進に期待

 

同イベントの開催を記念して行われた交流パーティーで台湾文化センターの朱文清センター長は「今現在、このような若者世代の日台交流はまだまだ少ない。藝家人の活動のように日台の若者が交流出来る機会が増えていくことに期待したい。我々も引き続き応援したい」と述べ、激励した。

台湾文化センターの朱文清センター長
台湾文化センターの朱文清センター長

なお、同団体の代表である大妻女子大学4年生の古後友梨さんは「今後、更に活動していきたい。単発のイベントなども出来る限り開催し、若い人たちで日台交流できれば嬉しい」と話していた。

朱センター長(左)と藝家人代表の古後友梨さん(右)
朱センター長(左)と藝家人代表の古後友梨さん(右)

同パーティーではゲストとしてFacebookページで10000人のイイネ!を獲得するなど話題沸騰中の、25歳から自力で台湾アイドルを目指している「三原慧悟」さんがスペシャルゲストとして登場し、歌とダンスのパフォーマンスで会場を盛り上げた。

25歳から自力で台湾アイドルを目指している「三原慧悟」さんがゲストで登場
25歳から自力で台湾アイドルを目指している「三原慧悟」さんがゲストで登場

三原さんは普段サラリーマンとして日本で働きつつ、休暇を用いて台湾へ行き、動画を撮影してはネットにアップしている。その動画は中国語を用いて自ら制作した台湾観光PRの動画や台湾で人気の曲などをアレンジして笑いを交えつつ配信しており、台湾人からのコメントも数多い。三原さんは「最初は台湾の方に親切にしてもらったことがきっかけで台湾をスキになりました」と話したほか「目指すのは台湾のビビアン・スーのようなアイドルです」と意欲を語った。なお三原さんは9月のシルバーウィークで台湾へ行き、台湾の公館のライブハウスでライブ開催が決定しているという。

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