台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは9月1日より10月30日まで、虎ノ門の台湾文化センターにて「歳月の旅‐張照堂写真展」を開催している。同展では台湾の写真家である張照堂(ジャン・ジャオタン)が1970年から1990年までに撮影した作品から、同じく写真家の沈昭良(シェン・ジャオリャン)が、社会の記憶や心象風景を切り取ったものを中心に精選し、計23点を展示している。同展は、故郷から離れて生活する台湾人が一様に持つであろう思いや、追憶を呼び起こす一方、張照堂の写真作品が台湾やアジアをはじめ、グローバル化する世界の写真シーンにおいていかに独特で豊かな言葉を携えているかを日本人に伝えることを目指している。写真は、観客が作品を鑑賞しながら作者の写真の旅の道筋を辿り、張の体験した歳月や時代にすっと入り込める様な工夫が凝らされている。
問い合わせ→台湾文化センター:03-6206-6180