第28回「東京国際映画祭」が10月22日開幕し、台湾の映画、「風の中の家族(原題:風中家族)」、「百日草(原題:百日告別)」、「The Kids(原題:小孩、于瑋珊《サニー・ユイ》監督)」の3作品が出品された(期間:〜10月31日)。初日22日のレッドカーペットには、同映画祭のために来日した、「風の中の家族」の王童(ワン・トン)監督、「百日草」の林書宇(トム・リン)監督、同じく「百日草」で主演を務めた人気ロックバンドの五月天(メイデイ)の石頭(ストーン)が俳優・石錦航(シー・チンハン)として登場し、注目を浴びた。
林監督とストーン、日本のファンとの触れ合いで「感動」
また、林書宇(トム・リン)監督と石頭(ストーン)は同24日と25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ店にて映画「百日草」上映後に観客向けQ&Aを行った。
感動冷めやまぬ観客たちからは、映画の制作についての質問をはじめ、映画で使用した音楽についてなど、様々な角度からの質問が飛び交い、リン監督とストーンは1つ1つ丁寧に答え、質問者には同映画のポストカードをプレゼントした。
日本のファンたちからの反応を目の当たりにしたストーンは「今回初めて東京国際映画祭に参加し、とても感動しました。メイデイのファンたちも何人か来てくれていたようで、その方達も映画をみて感動してくれていて嬉しかった」と答えた後、流暢な日本語で「お世辞でも嬉しいです」ともコメントした。
一方、リン監督は「映画の中の台湾の習わしをあまり知らない日本の方々がどのような反応をするのか想像すら出来なかったので、とても期待がありました。今日は皆さんに良い反応を頂けて感動しました」と話したほか、「台湾では百日草を観た観客が僕らのFacebookにそれぞれの感想や自身の体験談などをコメントしてくれました。日本の皆さんも、是非感想などを教えて欲しい」とコメントの書き込みを促した。
2人はQ&Aの後、会場の外でサイン会も行い、サインを待つ多くのファンたちで行列ができるほどの人気ぶりだった。