台北市の柯文哲市長は訪日5日目の1月28日、台北市とパートナー都市を結ぶ横浜市を訪れ、横浜市庁にて林文子市長と面会。両市とシティネット横浜プロジェクトオフィスの間で防災面での連携強化を図る協定を締結し、台北市が主催する第9回シティネット防災クラスター会議を行うことなどで合意した。
柯市長は、「横浜市とは、2006年にパートナー都市を締結し、今年で10年を迎える。この10年の間にスポーツ面や文化面でも多くの交流があり、両市の関係は特に親密だと言える。また、横浜市は、歴史的建築物があり、現在と過去が上手く程よく合わさっている魅力的な都市で、この点は台北市が見習う立場である。2017年台北市ではユニバーシアードを開催する。その際にはぜひお越しいただきたい。また、横浜と台北はとても近い距離であるので、それ以前にも台北に来ていただければ幸いだ。その際には最高のおもてなしで迎えたい」と述べ、横浜市との更なる友好関係を期待した。
これに対し林市長は、「今年はパートナー都市10周年記念なので、ぜひお伺いしたいと考えております」と訪台への希望を述べていた。
また、柯市長一行は林市長との面会前、横浜市議会を訪れ梶村充議長、加藤広人副議長及び日華親善横浜市会議員連盟の森敏明会長、横山正人副会長、仁田昌寿副会長らとも面会。今後、議員同士の交流をさらに密接にしていく意向を相互で確認した。
台北市と横浜市は、2006年にパートナー都市を締結してから3年毎に締結を更新してきた。2015年には横浜市の柏崎副市長が台北市を訪問し周麗芳副市長と面会している。さらに、2015年7月には日台のアーティストによる展覧会「アートと都市を巡る横浜⇔台北」を横浜で開催し、文化面でも深い交流を持つ。