政治評論家の浅川博忠氏は2月17日、亜東親善協会(大江康弘会長)がザ・キャピトルホテル東急「鳳凰の間」で開催した新春互礼会の中で講演会を開催し、その中で「大江会長の政界への返り咲きは今の政界にとって必須である」と述べ、大江会長にエールを送った。
浅川氏は、「現在のように世襲議員ばかりの政界は、成熟期どころか退廃期になりかねない。世の中がおかしくなる。そのため、それなりのたたき上げ議員が世襲議員を監視し、セーブする必要があるのだ」と現在の政界の問題点を指摘した上で、「このような現状を受けたとき、大江会長が今年の参院選で復活当選することは中長期的に見て日本の政治のために極めて大切なである」と強調した。
これに対し大江会長は、「私はこれまで、政治家の目線でしか日台の友好を見ることが出来なかったが、3年近く政治の世界を離れ、これだけ多くの民間の皆さんが日台の友好を積み重ねていられることを目の当たりに出来てよかったと思っている。もし機会を頂いて、もう一度政治の現場に戻して頂いたときには、自分が3年間見てきた皆さんの交流の目線をしっかりと中心に置いて、日台のさらなる友好のために頑張って生きたい」と意欲を示した。
講演会の後は、同所で立食形式の互礼会が催され、国土交通副大臣兼内閣府副大臣兼復興副大臣の山本順三議員を初めとした大江会長と所縁深い衆議院議員及び参議院議員、地方議員のほか、台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表、交流協会の今井正理事長らが参加し、新春を祝った。また、同会では2月6日未明に発生した台湾南部地震による被災地に向けた募金活動も行われた。