「第67回札幌雪まつり」が2月5日より11日まで、札幌市中心部・大通公園で開催され、大通西五丁目「毎日氷の広場」会場では、台湾「女王頭(クイーンズヘッド)・平渓派出所」をテーマに高さ10m、幅18mの大氷像が展示された。
初日には大氷像前でオープニングセレモニーが行われ、台北駐日経済文化代表処の陳調和副代表は挨拶で、「日台間で観光客の相互往来が年間500万人を突破している」と紹介。今後の更なる交流の拡大に期待を込めた。尚、テープカットには陳副代表のほか、札幌分処の陳桎宏処長、札幌市の町田隆敏副市長、北海道庁経済部の神姿子観光振興監、北海道日台親善協会連合会の加藤礼一会長、札幌雪まつりの星野尚夫実行委員長、毎日新聞社の原敏郎取締役、吉野理佳北海道支社長らが参加した。
期間中、氷像前では○×ゲームを3回、ビンゴゲームを1回実施。札幌分処は賞品として台湾茶を20個提供し、ゲームを勝ち抜いた受賞者からは喜びの声が聞かれた。また、氷像横には台湾PRブースが設置され、観光資料やDVD等の他、最終日開催の大抽選会応募券を配布。多くの観光客がブース内で提供される台湾茶を飲みつつ台湾のDVDを鑑賞する姿が見られた。
最終日の2月11日夜、チャイナエアライン・エバー航空・トランスアジア航空により計12枚の新千歳-台北間航空券が賞品として提供される大抽選会が開催され、陳処長が氷像前で挨拶を行った。
陳処長は挨拶の中で、2月6日に台湾南部で発生した地震の被害に係り各界から頂いた御見舞いの言葉に感謝を述べつつ、北海道は台湾人にとって大変魅力ある場所であると言及。今後、北海道の方により一層台湾の魅力を御理解頂くため、是非日本と固い絆を持つ暖かい台湾へ多くの方に観光に行って頂きたいとし、挨拶を締めくくった。
尚、主催者の発表によると、今年の雪まつりにおける来場者総数は昨年より7万2千人増え、過去2番目に多い計242万2千人にも上ったとされている。