台湾人向け東京マンション投資セミナーが3月19日、渋谷のフォーラム8で開催された。主催は台湾新聞、セミナー講師はグランシャス(代表取締役:中島茂雄、本社:東京都豊島区西池袋)の徳永浩氏が務めた。
同セミナーでは、東京マンション投資の魅力や購入の際の注意点、現在の東京不動産に関する状況などをわかり易く解説したほか、セミナー後は個別相談にも応じ、参加した台湾人らの不動産投資に対する理解を深めた。
徳永氏によると、2020年に東京オリンピックが開催されることも起因し東京23区はますますの人口増が見込まれており、近年、東京の不動産は海外から注目を集め続けているという。なかでも台湾人については、「日本の物件を購入する際に台湾から日本への送金額の制限がなく、現地からお金を借りる事も出来るなど、投資し易い環境が整っている」(徳永氏)と説明。一方、中国人の東京不動産への投資も増えているものの、中国大陸には海外送金に500万ドルの制限がかけられており、なかなか不動産を買う事が出来ないケースも存在しているという。この点で台湾は大変有利であり、同社でも台湾人の不動産投資誘致に力を入れている。
セミナー参加者の20代台湾人男性は、「既に親が東京のマンションを2部屋所有しており、安定した賃料収入に魅力を感じている。現在はまだ難しいが、将来的に自分でもマンション投資をしたいと考えている。セミナーは今まで知らなかった事を沢山知る事が出来て、とても良かった。参考にしたい」と話していた。また、同じく参加した台湾人女性は、「近い将来、東京のマンションへの投資を考えている。将来の収入源のことなどを考えると日本でマンション投資をすることはとても魅力的だ。またこのようなセミナーがあれば是非参加して知識を蓄えたい」と話した。
グランシャスは平成16年に設立。取り扱い物件の種類も豊富に取り揃えているほか、各金融機関と提携しているため、ローンの相談から、仕入れ、開発、販売、賃貸管理など様々なフォローを請け負っている。(2016/3/21)