「あの頃、君を追いかけた」上映、九把刀監督からムービーメッセージも

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台湾文化センターとアジアンパラダイスは5月15日、台湾文化センターで「台湾映画の新しい潮流を感じよう!〜上映会&トークショー第3回『あの頃、君を追いかけた』」を開催した。同作は日本でもDVDとBlu-rayが販売されているにもかかわらず、同イベント予約開始4時間で満席となるほどの好評となった。

トークショーを担当した映画コーディネーター、ライターで「アジアンパラダイス」主宰の江口洋子さん(C)アジアンパラダイス
トークショーを担当した映画コーディネーター、ライターで「アジアンパラダイス」主宰の江口洋子さん(C)アジアンパラダイス

初めて同作を見た参加者からのアンケートには「笑って泣かされた」、「自分の青春時代とリンクした」、「何度も機会を逃してようやく見たが、期待以上の感動」、一方のリピーターからは「またコートン(主人公の役名)に会えてうれしい」、「何度見ても感動は薄れない」など、熱い感想が寄せられた。また、2作目の長編監督作品である新作映画『報告老師!怪怪怪怪物!』の公開に向けて九把刀(ジョーバーダオ)監督からムービーメッセージが送られた。

同イベントのために九把刀監督からムービーメッセージが届いた(C)アジアンパラダイス
同イベントのために九把刀監督からムービーメッセージが届いた(C)アジアンパラダイス

九把刀監督はメッセージで「同作は、5 年くらい前に撮った映画で、僕が一番輝いていた時の記録、まさに青春です。誰もが青春時代に大好きだった人の思い出を持っていると思います。彼女(彼)とうまくいかなかったとしてもその思い出は本当に貴重だから、特別な方法…映画にすることで青春の記録にしました。それは自分に宛てたラブレターになればと。どんな状況でも、どんな時でも、この映画はみんなそれぞれの青春の一ページを蘇らせると思う。懐かしんだり憧れたり、そして初恋の人に手紙を書いたり、それはとてもとても感激すると思う。そんなフィードバックになればとてもうれしい」と観客らに語りかけた。

なお、今回のトークでは、映画の背景や九把刀監督の熱い思い、ヒットした要因と考えられるポイントやメインキャストについて、主題歌について、映画に出てくる台湾の生活習慣の中からいくつかトリビア的な内容が解説された。さらに、もうひとつのテーマ「最近の台湾映画のヒットの傾向」については、歴代興行収入ランキングの上位作品を例に挙げて紹介した。

同イベントは、両者共催により2016 年3月から12月まで実施する「台湾映画の新しい潮流を感じよう!」と題した台湾映画のPR企画。同企画第4回の上映となる「シルク」は権利切れの貴重な上映のため申し込みは即日満席。次の8月6 日に実施する「KANO」は人気作のため申し込みは先着順ではなく抽選を予定している。

 

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