立法院の蘇嘉全院長は5月19日、5月20日に行われる総統・副総統就任式に合わせて訪台した38ヶ国67人のメディア関係者らを立法院に招待し、面会した。蘇院長によると38ヶ国のメディア関係者らを一同に招き入れるのはこれが初めてだという。
蘇院長は面会時、「新たな立法院では、太陽が差し込むような議会を目指す。国会メンバーの力を強化し、国民と国会の距離をゼロにしたい。民意の期待とニーズを考慮し、知恵を出し合い、最も良い法案を決定していけるように務める」と意欲を示した。
また、20日の総統・副総統就任式に関しては、「皆さんが最も注目しているのは、蔡英文総統の演説内容だろう。私も皆さんと同じく期待している。(蔡総統の演説では、)新たなやり方で経済発展を目指し、公平な正義を実現するよう、満足出来る内容が期待出来るだろう」と述べた。
また、記者団の団長を務めたベルギーの新聞社La Libre BelgiqueのPhilippe Paquet氏は蘇院長との面会時、「私は記者になってから30回以上訪台しており、常に台湾の自由民主に深い印象を持っていた。このたびの訪台では、民主主義の進展を垣間見ることが出来た。民進党が立法院で初めて過半数以上の議席を取ることになった今、民進党は大きな責任を背負っている。私たちも立法院がいかに進化していくのか期待している」と述べ、台湾の改革に深い関心を持っている事を伝えた。
立法院を訪れた38ヶ国のメディア関係者らは、蘇院長との面会及び記念撮影のほか、議場を見学し台湾立法院への理解を深めた。