中華民国(台湾)第14任總統曁副總統就任酒會(台北駐福岡経済文化辦事處)

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台北駐福岡経済文化辦事處(戎義俊處長)は5月20日、アーフェリーク迎賓館博多にて蔡英文総統・陳建仁副総統の就任記念祝賀会を開催した。

これは本国の就任式に合わせたもので、九州・山口の台湾同胞とともに、台湾に好意を寄せ、支援する九州の政界・官界・産業界の人々およそ90人が集った。

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ずらりと並んだお祝いの花束

台湾・日本両国の国歌斉唱の後、挨拶に立った戎義俊處長は、まず4月の熊本・大分地震で犠牲になった方の冥福を祈り、被害にあった多くの方々へのお見舞いを述べるとともに、一日も早い同地域の復興を祈念すると述べた。

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挨拶する 台北駐福岡経済文化辦事處 戎義俊處長( 総領事)

また、日本と台湾は5年前の東日本大震災、今年2月の台南地震、そして今回の熊本地震と大きい自然災害に見舞われたが、そのつど助け合って難局を切り抜け、一層関係を深めてきた。これは日本と台湾の心が深いところで繋がっているからであり、切っても切れないものであると述べた。

さらに、今回就任した蔡英文総統は「自由、民主、人権、法的支配」という価値観を共有する日本との関係を重視していること。また自分が常々考えている中華民国台湾と日本が共通して持っている「日本精神」という強い絆を今後も継承し、一層緊密な友好関係を築き、お互いに益々輝いていきたいと述べたとき、会場全体に熱い空気が流れ、大きい拍手が2度、3度とウエーブのように続いた。

次いで山崎 拓・近未来政治研究会最高顧問(元自民党副総裁)、蔵内勇夫・福岡県台湾友好議員連盟顧問ほかの来賓が次々と挨拶に立ち、蔡総統・陳副総統の就任を賀すとともに、国レベル、地方レベル両面での日台の交流・相互協力関係の一層の発展への期待を語った。

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山崎 拓・近未来政治研究会最高顧問

来賓の多くは、九州と台湾は距離が近くLCC(格安航空)が続々就航したことで人々の往来が急速に伸びているだけでなく、昨年の故宮博物院収蔵品の九州国立博物館での展示実現などの成果が文化交流に結びつきつつあるとの認識を示す中で台北駐福岡経済文化辦事處が果たしている役割を高く評価した。

蔵内勇夫・福岡県台湾友好議員連盟顧問
蔵内勇夫・福岡県台湾友好議員連盟顧問

会場のスクリーンに総統・副総統の就任式の様子が放映されるのを見ながらテーブルごとに談笑する人、席を移って旧交を暖めたり挨拶する人など、楽しく有意義な時間が過ぎる中で、新政権に期待する声があちこちで聞こえた。

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談笑する参会者たち

最後に戎處長ご夫妻を先頭に、辦事處職員と参会者の有志が「愛拼才會贏(努力なくして成功なし)」を台湾語で、「日本丸」を日本語で歌ったときには、拳を握って決意を込めた迫力に参会者全員が手拍子で応え、大きい盛り上がりの中で祝賀会を終えた。

○決意を込めた歌で祝賀会を締めくくった
決意を込めた歌で祝賀会を締めくくった

 

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