大阪で南台湾エリアの魅力伝える

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台湾の高雄市政府観光局は5月9日、大阪のリーガロイヤルホテル・山楽の間で日本人観光客誘致を目的とした南台湾エリアの観光セミナーを、屏東県観光処及び台南市観光局と共同で開催した。大阪で同3都市が合同セミナーを行うのはこれが初めて。テーマは「次の停車駅は、南台湾」と設定され、南台湾エリアの政府観光局、高雄と屏東のホテル、旅行会社、食品会社、航空会社が来日した。また、日本からは観光協会や旅行会社、メディア関係者ら約80人が参加するなど、大規模なセミナーとなった。

「次の停車駅は南台湾!」というテーマのもと、多数の日台観光業界関係者が集まった
「次の停車駅は南台湾!」というテーマのもと、多くの日台観光業界関係者が集まった

同セミナーでは、高雄市観光局の許伝盛局長や屏東県政府観光伝播処の黄国維処長らが、動画やスライドショーを用いながら、自転車用道路、花畑、温泉、グルメなど南台湾エリアの魅力を伝え、合わせて関西国際空港から発着する台湾・高雄行きの本数の多さやMRTの交通の便のよさなどもアピールし、台北とは違った台湾南部ならではの楽しみ方を提案した。さらに、高雄市としては「スマートトラベル」という理念を掲げ、今後はさらにインターネットやSNS、アプリなどを活用した観光情報の発信に力を入れる方針を発表した。

セミナーの様子
セミナーの様子

なお、高雄市を通る鉄道の駅の中には、過去に日本人が建設に携わった建物が数多く残り、駅としての役目を終えた建物も博物館として公開され、現在でも人気の観光スポットとなっていることを踏まえ、日本の鉄道ファンにも台湾鉄道を楽しんで欲しいという思いから、セミナー内では、「永久に有効」と書かれた南台湾鉄道局の記念切符が台湾側から大阪観光局の奥村大祐部長に贈呈された。

左から屏東県観光伝播所・黄国維副所長、高雄市観光局・許伝盛局長、台湾観光協会大阪事務所・林俊彗所長、台北駐大阪経済文化弁事処・張仁久処長
左から屏東県観光伝播所・黄国維副所長、高雄市観光局・許伝盛局長、台湾観光協会大阪事務所・林俊彗所長、台北駐大阪経済文化弁事処・張仁久処長

セミナー後に行われた交流及び食事会では、様々な交流がはかられたほか、後半の抽選会では南台湾のホテル宿泊券や、台湾-大阪間のビジネスクラス往復航空券が参加者にプレゼントされた。

観光ブース
観光ブース

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