エドワード・ヤン監督が1991年に発表した最高傑作映画「牯嶺街少年殺人事件」が3月11日より25年ぶりに日本公開される。3時間56分の長編版だ。本作品はBBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選出され、2015年には釜山映画祭が選出した「アジア映画ベスト100本」の代7位に選出される等、映画史上に残る傑作として評価され、これまで世界中のクリエーターや多くの映画ファン達に熱狂的に支持されてきた。1960年代の台湾を舞台に、実際に起きた事件に着想を得た本作品は、少年少女の青春のきらめきと残酷さ、そして「時代のうねり」を鮮烈な映像と秀逸な脚本で映し出し、さらにはその背景の社会も透徹した視線で描き切った伝説の映画である。3月11日より角川シネマ有楽町、18日より全国順次ロードショー。
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