台北駐日経済文化代表処(以下:代表処)は3月31日、代表処官邸にて台日音楽交流サロンコンサート「台湾情 日本心」を開催した。同コンサートには台湾側から音樂家でピアニストの葉綠娜さん、国際沛思(PACE)文教基金会から奨学金を得た才能に溢れる若者らによって構成されたPACE室内楽団の演奏者、同じく同会から奨学金支援を受けたソプラノ歌手の萬禎平さんが出演。日本からは、七澤結さん等他3人の若手音楽家らが出演し、日台双方の美しい音楽を会場に響かせた。
また、会場には代表処の謝長廷代表夫妻を始め、許世楷元代表夫妻、内閣官房副長官の萩生田光一氏、参議院の中山恭子議員の他、政界、経済界、文化界などの来賓約70人が来場し、交流を深めた。企画などで協力をしていた許元代表は、「これからも様々な面で日台の文化交流を企画している。このような交流は続けていくべきである」と意欲を話した。
内閣官房・萩生田副長官、日台関係の重要性を強調
また、政府に入ってから代表処を訪れるのは初めてであるとした萩生田氏は、懇親会の挨拶で、自身の選挙区の八王子市が高雄市と友好交流協定を締結している事を伝えた上で、「私にとって台湾は親戚の家に行くようなものだ。心配する事はない。と役人を振り切って出掛けてきました。昨年は両国相互往来で600万人を超え、1日約1万7千人が日台を行き来している訳です。これはまさに日台関係が新たな時代に入ったといっても過言ではないと思います。台湾は私たちにとって大切でかけがえのない友人であります。同じ価値観を持つ仲間としてこれからも協力して行かなければならない」と述べ、日台関係の重要性を強調した。
さらに、中山議員は、「何の理屈もなく普通にしていて心や情が通じる方々が居る場所は世界中探しても台湾の他にはありません。日本では今、台湾は台湾であると皆が思っています。ここから更に日台の友好関係が深まるように」と期待の意を表示した。
(2017/04/02)