西武プリンスドームが台湾一色に染まるイベント「台湾デー」が今年も盛大に開催された。台湾デーとは、台湾観光局特別協賛の下、埼玉西武ライオンズ(以下:西武)が4月22日と23日の2日間、対北海道日本ハムファイターズ公式戦において行った台湾色満載のイベントで、今年で3回目の実施である。
当日は、台湾観光局スーパーミッション隊組長「喔熊(オーション)」と台湾の島の形をした「タイワンダー☆」が会場に駆けつけ、ドーム前広場特設ステージでダンスを披露するなど同イベントを盛り上げた。また、台湾伝統芸能の紹介として、22日は「三太子」、23日は「台湾獅子舞」が、同ステージのみならず、試合開始前のグランドでもパフォーマンスを披露してドーム全体を沸かせ、台湾デーは大盛況となった。
なお、台湾観光局は、来場者への台湾観光PRとして、観戦チケットを持っている全員に台湾観光局と西武がコラボレーションしたオリジルクリアファイルの配布を行ったり、高級台湾茶などが先着でもらえるスタンプラリーの実施をした。さらに試合中には両日共にペア一組に台湾旅行が当たる抽選会や、台湾デーオリジナルグッズが当たる企画を設け、来場客に台湾に対する関心を深めた。
このほか、ドーム前広場では、本格的な台湾の味を堪能できるグルメワゴンが来場し、タピオカミルクティーやマンゴーかき氷などの台湾グルメの販売を行ったほか、西武の台湾出身の呉念庭選手がよく食べるという角煮のお弁当をアレンジした「台湾風角煮弁当」の販売も行った。
また、喔熊がデザインされたパネルや小籠包やマンゴーかき氷のオブジェと撮影が可能なフォトブースが設置されており、多くの野球ファンが記念撮影をしていたのが見受けられた。
なお、23日の試合では、背番号「7」のユニフォームを身に着けた台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表が始球式を務めたほか、台湾デー開催に感謝の意を込めた贈呈品が、台湾観光協会東京事務所の鄭憶萍所長によって西武の辻発彦監督に手渡された。
謝代表は始球式後のインタビューで、「台湾デーは、会場に来ている観客や、テレビで試合を鑑賞しているファンに台湾を発信できる。このような日台の文化交流は今後も更に大きく発展していってほしい」とコメントした。
(2014/4/24)