台湾を代表するブランド製品を一堂に展示するPRイベント「2017 TAIWAN EXCELLENCE in Tokyo」が6月16日、丸の内の商業施設「KITTE」で開幕した(主催:中華民国経済部国際貿易局、実施:台湾貿易センター、以下TAITRA)。開催期間は6月16日より6月18日までの3日間。
同イベントには、台湾経済部および専門家から構成される審査委員会によって審査・選抜されたメイドイン台湾製品に対して送られる賞「台湾精品(台湾エクセレンス)」を受賞した製品の中から選りすぐりの33社76製品が展示され、実際に手にとりながら製品を体感できる一般消費者向けのもの。日本では2014年に福岡で初開催され、今年で4回目。TAITRA東京事務所の呉俊澤所長によると、今年の目玉製品はデザイン性に優れた達瑞創新股份有限公司の電動アシスト自転車「BESV PSA1」、微星科技股份有限公司がVR体験の為に開発した世界初バックパックPC「VR One 7RE-002JP」だという。
この日に合わせて来日したTAITRA本部戦略マーケティング処の陳英顯処長は、台湾の製品は年々製造技術を高めている事をPRしたほか、日本と台湾の製品製造における連携事業の成功例を紹介。台湾は幅広い海外の販売マーケットを持っているので、日本企業の力になると強調した。また、その上で、今後は日台が協力し、ASEAN地域へ進出していけるよう、より力を入れていきたいという意向を示した。
田中千絵さん、台湾“良”製品の魅力語る
「2017 TAIWAN EXCELLENCE in Tokyo」の開幕に合わせてTAITRAは同16日、東京ステーションホテルで同イベントの記者会見を開催。台湾を拠点に活躍し、最近日本の月9ドラマ「貴族探偵」のゲスト出演でも話題となった女優の田中千絵さんが登壇し、「台湾精品」を受賞した製品や台湾の魅力をPRしたほか、TAITRAが製作した田中さん出演の台湾エクセレンス宣伝ムービーが放映された。
田中さんは台湾の優れた製品について、「台湾では現在、“文創”という言葉が流行しています。これは、古き良きものを残しながら、リノベーションなどで新しいものを創造するという事。台湾製品からも、この理念を感じています」とコメントした。また、記者からオススメの製品を問われた田中さんは、大同の電気釜を紹介し、「水分を飛ばさずにパンをフカフカにあたためられるので、愛用しています。これを使用して、大好きな台湾料理の魯肉飯や、スープなど、家庭料理も作ります。とても便利です」と実体験を交えてアピールした。
また、台湾の記者より、台湾の男性に嫁ぐ可能性があるか問われると、「台湾エクセレンスの商品のような優れた男性なら大歓迎です」と答え、会場を和ませた。
なお、記者会見には台北駐日経済文化代表処の郭仲煕副代表、同処の周立副組長、日本台湾交流協会の舟町仁志専務理事、東京都政策企画局の松下隆弘理事、「台湾エクセレンス賞」評審委員の押村征二郎氏らも出席したほか、サックス奏者の寺地美穂さんが台湾エクセレンス受賞サックスを用いて演奏を行った。