台湾キャラクターをPR!今後のコラボレーションに期待

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ライセンス取引の専門展「第7回キャラクター&ブランドライセンス展(通商:ライセンシングジャパン)」が6月28日から30日の3日、ビックサイト東6ホールで行われ、台湾パビリオンブース「Fresh Taiwan」 が出展した。「Fresh Taiwan」の出展は2回目であり、今年はキャラクター産業10社がPRを行った。出展した台湾企業は、代理店を探し日本市場に発信していくほか、同展には気に入ったキャラクターとライセンスの取引が行える商談スペースも設置してあるため、他社製品と自社キャラクターとのコラボレーションなど今後の可能性に期待が高まる。

「BANANA MONEKY」では商談が行われた

裸足で手足に怪我ある妖精「チモ族」のキャラクターを生み出した「U&S STUDIO」は、大学時代の友達同士だった温国欣氏と陳美君さんが一緒に、空想の中で「チモ族」を作り上げ、台湾のスタジオには日本人観光客も多く訪れるそうで、今後は日本人クリエイターのキャラクターとコラボレーションした展示会などを行っていきたいとしている。

陳美君さん(左)・温国欣氏

なお、「Fresh Taiwan」の運営を担当しているのは台湾デザインセンターの日本窓口だ。2012年5月に台湾文化部が発足して以来、台湾カルチャーを常に発信していくよう、同窓口に委託している。同窓口の崔慈芳日本業務代表によると、購入者は興味を持ったり流行しているキャラクターのグッズは機能性に関係なく購入していく傾向があるという。そのため、キャラクターには様々な可能性が秘められている、と期待した。

台湾で人気な「小妹妹」

また、初日の28日にはブース内でカクテルパーティーが行われ、台北駐日経済文化代表処の郭仲煕副代表、台湾文化センターの朱文清センター長、同展後援のキャラクターブランド・ライセンス協会副理事長でサンリオファーイーストの東山靖社長らが出席した。

出展者と来賓ら記念撮影

郭副代表は、「同展を通して日本と台湾のアイディアのぶつかり合いで、より良い製品が創作できるよう期待している」と述べた。

一方、東山社長は同パーティー終了後、「日本のマーケットはキャラクターが主導となっており、一方台湾はクリエイターを大事にする市場傾向がある」と話し、「日本は台湾を学び、市場を変えていく必要があり、そのためにも日本のクリエイターはもっとアジアに進出するべきだ」と強調した。

同展では、「Fresh Taiwan」のほか、「New Taipei City Computer Association」の台湾バビリオンブースなどほか11社の台湾企業も出展した。

 

(2017/6/30)