体全体で感じる台湾!ハーピスト・彩愛玲さんコンサート開催

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台湾の美しい風景映像に合わせ、彩さんがハープを奏でた

ドキュメンタリー映画「心の故郷〜ある湾生の歩んできた道」のテーマ音楽作曲を担当したハーピストの彩愛玲さんによるコンサート「美麗島✕竪琴—聴いて、見て、感じる台湾—」が4月19日、Hakuju Hall(東京都渋谷区)で行われた。

最初には彩愛玲さん(右)と林雅行監督が挨拶

彩さんはこれまで、同映画の監督を務める林雅行監督の台湾に関する映画作品「老兵挽歌」、「呉さんの包丁」の2作品においてもテーマ音楽の作曲として携わっており、林監督の作品の作曲を担当したのは「心の故郷」で3作品目だった。同映画が5月19日より公開される事から、今回完成記念として彩さんがコンサートを行う運びとなった。

当日は、九份、花蓮、蘇澳など台湾にある11箇所の美しい風景映像に合わせ、彩さんがハープを奏でた。日本歌曲「故郷」や台湾歌曲「望春風」など日本と台湾において馴染みが深い歌曲のほか、彩さん自身が作曲した映画3作品のテーマ音楽全19曲を披露した。

なお、背景に映された映像は、同映画の製作会社クリエイティブ21が編集を担当しており、それを基に彩さんが曲を構成。ハープの音色と映像が上手くマッチングしており、足を運んだ来場者が体全体で台湾を感じられる内容となっていた。なかには彩さんのハープに感動し、涙を流している来場者も見受けられた。

彩さんはコンサート終了後「映像とハープの世界観を一緒に表現できた事に感謝している。演奏中は心の内側にある台湾の風景に音を紡いだ」とコメントしたほか、来場したファン一人ひとりに挨拶をしていた。

ファンと笑顔で交流する彩さん

彩さんは、台湾人の祖母を持つ在日華僑3世。14歳よりハープを始め、現在では、音楽を通じた日台の架け橋になる事を主に活動している。