台湾在日福岡留学生会(会長:九州大学 徐維宏氏)は5月13日、GURANADA SUITE FUKUOKAにて平成30年度の新入生歓迎会を開催した。
同会には、九州・山口の大学や専門学校の在学生54人と、在日台湾人先輩や台湾に関心を持ち応援しようとする58人が集い、交流の輪を広げた。
留学生会の役員紹介かたがた挨拶した徐会長は、多忙な時間を割いて、政治、行政、産業界等から大勢の人々が参加してくれたことに感謝するとともに、今後の留学生会の活動並びに新入生に対して、各界から的確な指導と暖かい支援を頂きたいと述べた。
台北駐福岡経済文化辦事處の戎義俊處長は、最初に自身が7月で退官することに触れ、福岡辦事處勤務の5年間に九州の人々から受けた心温まる支援を若い留学生にも向けて頂きたいと述べた。また今年2月に起きた花蓮地震に際して安倍首相を始め日本全国から寄せられた励ましと支援に感謝し、「まさかの友は真の友」という蔡英文総統の言葉を紹介し、いま台湾と日本が一番良好な関係にある中で、留学生には日本の真心を学んで欲しいと締めくくった。
山口県日台交流協会の重富剛克会長は、今年は日本の近代化のスタートとなった明治維新150年にあたるが、明治維新は皆さんと同じ年代の山口県人が大きい役割を果たしたこともあり、ぜひ山口にも来てもらいたいと述べた。更に、日本でいる間に小さいことでも良い習慣を身に付け、悪い習慣は止めて祖国へ帰って欲しいと諭した。
福岡県留学生サポートセンター長の福島明彦氏は、福岡県は東京、大阪に次いで全国で三番目に留学生が多いところであり、台湾から日本にきている8,330人の留学生のうち167人が福岡県に居ることを紹介し、勉学からアルバイトや生活まで、何でもサポートセンターに相談して欲しいと挨拶した。
その後、食事をとりながらの談笑、お楽しみ抽選会などのアトラクションの後、留学生会が中心になって歌う「愛拼才會贏~努力なくして成功なし~」に会場が手拍子で応えて和やかに会を締めくくった。