台湾経済部国際貿易局が主催し、台湾貿易センター(TAITRA) 福岡事務所が実施した「台湾MICE産業説明会及び交流会」が6月6日、グランドハイアット福岡において開催され、旅行業界、一般企業、メディアなどから約86人が参加した。
MICEは、企業や組織の会議(Meeting)、報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字をとったものであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどを総称する。日台両国の緊密な関係を背景に、日本から台湾を訪問する人々は、ここ数年増加の一途をたどり、2017年には190万人に達した。また日本の企業や団体の台湾MICEに対する関心と期待も高まっている。
台湾貿易センター本部代表MEET TAIWAN運営副責任者の林淑惠氏は、本会の目的を、展示会、国際会議、インセンティブツアーの場所として台湾が持つ魅力を日本のMICE関連業者や、台湾での社員旅行・インセンティブツアー実施を検討中の企業に知ってもらうとともに、MICE産業に関する日台交流をより深くするためのものであると挨拶し、福岡観光コンベンションビューロー(FCVB)と結んだMOU(覚書)に書かれた業務の一層の発展を祈念して合野弘一FCVB專務理事と一緒にカメラに収まった。
その後MEET TAWIANプロジェクトマネージャーから台湾MICE産業の紹介、台北市政府から台北MICE環境の説明があり、佳安旅行社、兆安国際会議展覧株式会社、チャイナエアライン、エバー航空など、台湾MICE関係企業の紹介が続いた。
次いで雙向明思力公関公司の「Asia Super Team」の説明と昨年それに優勝して台湾社員旅行を行った株式会社ぶんコーポレーションの体験談が佐藤 昭部長からスライドを用いて報告され、羨ましがる会場の参加者に台湾MICEの魅力を伝えた。
会の最後はスポーツ選手がよくするハイタッチを擬して、ウチワのような大手形(High Five)をかかげ、「気持ちを一つにして頑張ろう、一緒にやろう!」という気持ちを込めて、全員が一斉に「High Five Taiwan!」の掛け声を上げて締めくくった。
説明会とプレゼンテーションの終了後は、更に詳しい説明を求める参加者とそれに応える出展者との個別の交流会に移り、お菓子とコーヒーを横に熱心な話し合いが続いた。