大島九州男議員はこのほど、定期訪問している台北経済文化代表処を訪れ、向明徳政務部長と昨今の台日関係について意見交換した。このなかで「令和は日本と台湾の関係が試される新時代になる」との共通認識である事を確認した。また、「豚コレラや地球温暖化、海洋資源の管理など地球規模の課題に双方が力を合わせて取り組み、解決していく」とした。
日本では目下、「台湾の靴下がブームの兆しを見せている」との市場動向から、「タピオカに次ぐヒット商品として日本で爆発的な人気を博す」と大島議員が持論を展開すると、向政務部長も「台湾の若手アーティストが日本国内で活動の場を広げている」と説明。双方に、台日の若者交流がファッション面でも活発化し、その一翼を担っている事にさらなる期待感が示された。
このほか、現在の良好な台日関係を背景に、「日本から修学旅行で台湾を訪れる高校生の急増」も話題となり、日本の高校生が渡航する修学旅行先に2年連続で台湾が米国を抑えて選ばれるなど、最近の傾向が向政務部長から説明された。
また、国内では7月の参議院選を控えており、「議会では目下、外交政策についての論戦が交わされている」(大島議員)とし、大島議員のこうした地道な台日の取り組みの評価は、選挙で有権者がどう判断するか注目が集まる。