全国市長会の前会長で、日台交流に多大の貢献をした松浦正人氏(76)の「旭日中綬章」叙勲を祝って、7月10日に台北駐福岡経済文化辦事處(陳忠正處長・総領事)が松浦正人・安希子氏ご夫妻並びに同氏とかかわりの深い人々を総領事公邸に招いてささやかな祝宴を催した。
松浦氏は山口県防府市議、山口県議、防府市長など、半生に渡って地方行政に携わってきたが、この間日本と台湾の多くの地方自治体の提携関係構築の産婆役を果たすなど、日台交流に多大の貢献をしてきた。そのため日台の各方面からの信頼が厚い。
全国市長会会長として講演した多くのセミナーでは、「日台両国間には自然発生的に姉妹都市が多く生まれてきたが、これをさらに増やし、関係を一層強固なものにするために、自ら率先して尖兵となって全力を尽したい」旨を述べ、それを実践してきた。 総領事公邸の祝賀会では、陳婉蘋総領事夫人のもてなす台湾の家庭料理を味わいながらの談笑の中で、北九州市から駆け付けた音楽家・庄野宣子氏のお祝いのピアノ演奏や総領事の二男・陳實君(13才)のカード手品などが披露され、彩りを添えた。