日台経済文化交流協会(上村直子会長)は6月25日、ホテルモントレ横浜にて、令和になって初となる総会と懇親会を開催した。同総会には4月末に台北駐日経済文化代表処横浜分処の処長に就任した張淑玲処長も出席し、集まった各界の参加者約60人に向け講演会を行った。なお、同総会には、日本台湾商會聯合總會の河道台總會長や橫濱華僑總會洪益芬會長など、華僑団体代表らも参加した。
張処長は講演で、台湾における政界や経済界の情勢についてや、台湾と日本のつながりなどを講話。自身が長年台湾外交部にて日台外交に携わる中で、実際に体験したエピソードなどを踏まえ、日本と台湾の絆の深さを紹介した。
また、来年に迫った台湾の総統選挙の候補者や、現在の世論調査の状況などについてもわかりやすく解説し、会場の参加者の台湾への理解を深めた。
同会の台湾連絡窓口設置へ
同総会では、上村会長の「同会やその会員らにおける、台湾との実質的な経済的・文化的交流を更に強化していきたい」との思いから、台湾に連絡窓口を設置する案が可決された。連絡窓口を設置する事で、実際に台湾とビジネスをしたい会員らへのパートナーの紹介などがスムーズになる事が期待される。将来的には、台湾現地の会員も募集し、日本と台湾の会員同士の交流なども視野に入れられている。なお、連絡窓口は同会会員で台湾高雄にある日台間のPR会社「恩詩國際行銷有限公司」が担当する。