ポケモン大会で台湾人初の10歳男児が優勝

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呉比くん(写真提供:自由時報、呉比くんの家族)

ポケットモンスターのゲーム及びカードゲームの世界一を決める公式大会「ポケモンワールドチャンピオンシップスが8月16日、米ワシントンD.C.で開催された。世界50カ国・地域から選手が集まる中、中華民国の国旗を羽織って決勝に臨んだ呉比くん(10歳)がビデオゲームのジュニア部門で優勝した。

ポケモンワールドチャンピオンシップスは年に1度開催されるポケモンゲームの公式大会。台湾から参加した呉比くんは、初戦から順調に勝ち進み、ビデオゲームのジュニア部門で優勝。台湾人としては初の同大会優勝者となった。

公式大会の様子(写真提供:自由時報、呉比くんの家族)

ポケモンワールドチャンピオンシップスはビデオゲーム部門、カードゲーム部門、ポッ拳部門の3部門があり、さらに年齢別にジュニア、シニア、マスターの3部門が設けられている。呉比くんは決勝でイギリスの選手Teddy Frenchくんと対戦した。優勝した呉比くんには、ピカチューの優勝カップと賞金1万米ドルが贈られた。台湾人がこの大会で優勝するのは初で、台湾のネットユーザーやポケモンゲームの愛好家たちは「台湾版サトシ(サトシはアニメ『ポケットモンスター』に登場する男の子)」と、その快挙を称えた。

呉比くんは台北市(台湾北部)の再興小学(=小学校)に通う3年生の児童。担任の林栄君先生によると、呉比くんはゲームのために学業をおろそかにすることなく、国際大会に出場することを目標に、努力して英語を学び、学校の成績も伸びている。「ゲームをするからといって、子どもが悪くなることはない」と林栄君先生は話していた。