世界遺産の地に「日台文化交流会館」を開設!

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古代東アジアにおける海上交通の要衝として世界遺産に指定され、風光明媚な海岸線を持つ福岡県宗像市・神湊に「日台文化交流会館」の開設が決まり、2020年1月9日(木)13:00よりオープニングイベントが開催される運びとなった。

観光、ビジネス、スポーツ・文化交流、修学旅行などで年間680万人もの人が行き来し、お互いを「好きな国、信頼できる国」として認め合っている日本と台湾の心の交流をさらに深めたいとの考えに「宗像リゾートホテル」が賛同し、展示、研修、イベント活動のためのスペース提供を申し入れ、台湾・福岡領事館と数度の打合せを行った結果、実現することになったもの。

台湾駐福岡総領事とも入念な打合せ

会館は同ホテル内に常設の図書・資料室を設けるほか、定期的に台湾映画を上映したり、台湾出身の医師によるメディカルツーリングのカウンセリングをする計画もある。また、台湾観光の目玉の一つであるランタン揚げを体験できるイベントを年に数回実施するため、九分、十分など台湾の観光地との連携を打診する。

ゴルフ、釣り、水泳、乗馬など、都心を離れた海や山に近いからこそできるリゾートライフやワーキングホリディを台湾の人々に体験してもらおうという提案もある。

また、春休み、夏休みの期間中に日本にいる台湾の留学生が先生となって、2~3週間程度の合宿形式の講座で台湾とのビジネスを考える企業の社員に中国語や台湾事情を集中的に教えるコースを設ければ、短期で効率的な研修ができるのではないかとの意見も出ている。

もちろん、ホテルの最上階から抜群の景色を眺めながら本場の台湾料理を味わえるレストランも開設する。

そのような環境の中で両国の人々がいま以上に深く交流することで、「正式な国交が無い」という言わば「喉に刺さった小骨」も自然溶融するに違いないというのが推進メンバーの考えだ。

研修室や送迎バスも用意