「東京一日座禅会」が初開催~台湾仏教の教え

0
記念撮影

 台湾の原始仏教の日本での布教活動を有志らで展開する、「法友会」(釋法廣代表)は1月4日、東京豊島区の豊島区民センターで「一日座禅会」を開催した。ミャンマー人の僧侶「ディーパンカラ・サラヤー」(燃燈禅師)を招いて、呼吸法による各種の禅瞑想を行った。参加者は法友会の呼びかけで約80人が集まった。参加者の約8割を女性が占め、約9割が在日台湾人だったが、日本人の参加者もあり、新年の門出にふさわしい、「心のコントロール」と「禅の教え」を享受していた。

ミャンマー人の僧侶「ディーパンカラ・サラヤー」

 座禅会は午前9時より開始された。禅の瞑想は瞑想座禅と歩行座禅。いずれも呼吸法として1クール8回の呼吸を、息をする事に対して意識させるもの。鼻と唇の間を特に意識を集中させ、あちこちに意識分散する心のコントロールを促した。さらに「般若心経」を唱え、ディーパンカラ・サラヤー僧侶からの法話も実施された。法話は「四種類の慈悲の瞑想」(危険の回避)(心の苦しみの回避)(体の苦しみの回避)(健康と幸せの維持)と「五つの邪悪」(貧欲)(怒り憎しみ)(眠気)(落ち着き焦り)(疑い)の浄化を目的に行われた。

瞑想座禅

途中の休憩を挟んだ昼食は、主催者側からお弁当が参加者全員に配布され、「参加費やお布施の強要は一切ありません。台湾ではこれが普通です。心の浄化を目的に行われています。大切なのは信仰する心です」(釋法廣代表)と説明。さらに、「台湾の原始仏教の日本での普及を目的にこの会を始めて開催しました。いわゆる新興宗教のたぐいではありません。台湾で常日頃行われている仏様に対する信仰を、四念処として①観身不浄②観受是苦③観心無常④観心無我を中心に日本で布教させたい。是非毎日の生活の中に取り入れて欲しいです」と開催の主旨を話した。

釋法廣代表(左)

 なお、法友会は今回の初開催を皮切りに、3月14日15日(同場所で開催)、3月19日20日は池袋の西口地区で、3月21日22日は板橋区中板橋地区で開催する予定。台湾の禅瞑想「一日座禅会」を是非体験してみては。問い合わせは「法友会」(釋法廣代表)TEL080-1347-1893