台北駐日経済文化代表処(謝長廷駐日代表)は8月3日、代表処内に「李登輝・元総統弔問記帳台」を開設し、午後1時より受付を開始した。真夏日にもかかわらず、多くの人々が哀悼の意を捧げるため来処した。この日は、駐日代表処の門の外まで長い列ができ、開始4時間後の同午後5時までに約550人が記帳および弔問に訪れた。
李元総統は、日本の政財界と古くから幅広い交流があり、記帳には、麻生太郎副総理、森喜朗元首相、岸元外務副大臣、枝野幸男議員、木原稔議員のほか、台湾との友好親善団体で、超党派の国会議員連盟会長の古屋元国家公安委員長らも訪れた。古屋元国家公安委員長「李登輝先生は、日本人以上に日本の精神文化を理解し、日本と台湾の友好親善のため、献身的なご貢献をいただいた」と述べた。謝代表は弔意を遺族に伝達することを約束した。
また、谷崎泰明・日本台湾交流協会理事長、池田維・元交流協会駐台代表、経済界から佐々木伸彦・日本貿易振興機構(JETRO)理事長、メディア界からは飯塚浩彦・産経新聞社代表取締役社長、僑胞界から趙中正・全日本台湾連合会会長らも弔問に訪れた。
なお、新型コロナウイルスの感染防止として、駐日代表処の入口では検温等の防疫措置を実施し、弔問客の協力の下に円滑に行われた。弔問記帳台は8月4日より7日まで午前9時から午後5時まで一般受付を行う。