台湾商品の「中国製商品」としての混同陳列に指摘~即修正対応

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台湾産の商品が「チャイナフード」として陳列している(「在日台灣同鄉會」FBページから)

 フェイスブックファンページ「在日台灣同鄉會」は2月13日、ドン・キホーテ中目黒本店内の商品棚に、台湾産の商品にもかかわらず「チャイナフードとして陳列している」と発信した。商品の周囲には中国の国旗などが貼付され、あたかも「中国製商品」として販売されている状況を広く伝えるため、とみられた。この投稿に付帯された写真がSNSで流れると、台湾内ですぐに話題となり、台湾の現地メディアも一斉に報道した。

 この状況を取材するため、本紙記者が同17日に中目黒本店を訪れると「チャイナフード」のスローガンと「中国国旗」が完全に撤去されていた。

 「在日台灣同鄉會」は2月13日、「お正月おめでとうございます。先月台湾に支店をオープンしたドン・キホーテ。その日本の中目黒本店は、台湾産食品を中国産として並べていたようです」とし、「ドン・キホーテに台湾人の思いを伝えましょう」と、ファンページで発信した。その投稿写真には、台湾食品の陳列棚の左右に「チャイナフード」のスローガンの記載があり、さらに商品棚の上に「中国国旗」が貼られている事が指摘されていた。

 これらの写真は台湾で大きな話題となり、多くのアカウントにシェアされた。台湾メディアがこれを報道し、奇しくも今年1月に台北市内にオープンしたドン・キホーテ台湾1号店の担当者にこの件を聞くと、今回の事件について「各支店がそれぞれのやり方を持っている」との発言にとどまった。

 なお、本紙の取材では、取材時にはすでに陳列棚周囲の「チャイナフード」のスローガンと「中国国旗」が完全に撤去され、隣の韓国商品に大きな韓国国旗が貼られている陳列方法とは異なり、棚の上に単に「輸入食品はココ」と記載され、当該商品の紹介欄に「台湾国旗」と「台湾産」が付加されていた。