横須賀ロータリークラブ(岡田秀樹会長)は4月16日、第3350回の定例会を開催した。冒頭、岡田会長は「今年は台北でロータリークラブ世界大会が開催される予定ですが、COVID-19のためキャンセル。代わりにオンライン会議します。誰もがその会議を楽しみにしています。COVID-19の収束後は間違いなく台湾に行くと思います」と語った。
定例会では「台湾COVID-19対策」をテーマに台湾横浜代表処(総領事)の張淑玲処長を招待し記念講演を実施した。張処長は、台湾と日本の現在の関係を中心に講演した。「COVID-19発生前の両者は文化、芸術、スポーツなどの面で緊密な交流をしていました。横須賀は台湾と交流する都市の一つです。2019年12月31日にCOVID-19発生の可能性に関する情報が見つかってから24時間以内に台湾の連絡。その後の発生直後にマスクの実名システム、毎日の記者会見、マスクマップなども紹介しました。台湾のWHO参加を支持してほしいと願ってます」と話した。また、SARS、MARSなど台湾が経験したこれまでの防疫対策を「コロナ感染拡大防止」に取り込み、世界に先駆けて完全に塞ぎ込んだ、いわゆる「台湾モデル」を詳細に解説した。
講演後、「COVID-19」の発生源や初期段階での政府の対応及びその後のフォローアップ作業など、張処長が講演した内容と日本人が知る情報との乖離に対し、聴視者らは熱心に聞き入っていた。聴視者は主に日本の医療および金融関係の約80人の会員。
「台湾のCOVID-19の成功に関心を寄せてくださった横須賀ロータリークラブに感謝します」(張処長)と謝辞。さらに、「台湾のロータリークラブとライオンズクラブの関係性は強靱です。現在はオンラインでも交流をできます。COVID-19の収束後は是非、台湾のロータリークラブと交流して欲しい」と切望した。