自民党総裁選に立候補を表明している高市早苗前総務相は9月20日、台湾の蔡英文総統とオンラインで会談した。高市氏は自身のSNSで写真を公開した。背景に台湾と日本の両国の国旗が飾られ「前向きな話となった」と投稿した。自民党の総裁候補が台湾のトップと会談することは異例。
蔡総統は民進党の党首として高市氏と会談。党の関係者によると「蔡氏は日本から台湾へのワクチン提供について改めて感謝した」と話した。また「安全保障を含む実務交流の拡大と深化に向け、前向きな話合いとなった」とした。
蔡総統も高市氏のSNSをリツイートし「短い時間だったが、実に有意義な意見交換だった」と投稿し「台湾と日本の交流がいっそう深まることを期待している」と綴った。
高市氏の総裁選を支持する安倍前首相は、自らのSNSで「自由と民主主義を守る二人の会談。世界が注目」とこの会談を評価した。なお、会談内容はのちにYouTubeで公開される予定だ。