大阪弁事処向明徳処長が富山県知事と会談「日台の交流を密に」

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表敬訪問記念撮影

台北駐大阪経済文化弁事処の向明徳処長をはじめ同処の幹部一行らは4月15日、富山県(新田八朗知事)の県庁を訪れ、新田知事らと懇親した。向処長は昨年11月の処長就任後、初めて富山県庁を訪れた。同行したのは呉承翰総務課長及び李碧娟渉外課長、富山県日台親善協会中川忠昭会長(富山県議員)、富山県日台友好議員連盟薮田栄治事務局長(富山県議員)。なお一行は富山県議長も表敬した。

新田八郎知事の挨拶

会談では「日本と台湾が観光面でさらに交流を密にしたい」(新田知事)と述べ、「観光交流の協定を締結する事で双方の交流に役立つ。より密接な関係を構築したい」(向明徳処長)と述べた。また、富山県が加入する「世界で最も美しい湾クラブ」に台湾の澎湖諸島(台湾澎湖県)が含まれている事に触れ「富山県と澎湖県で覚書や協定を結びたい」と要請した。台湾では今年の5月26日より三日間、台湾桃園市で「日台観光サミット」が開催される。すでに蔵堀祐一副知事が訪台する事が決まっている。なお、前回のサミットは2019年に富山で開催されている。

向明徳処長の挨拶

一方、コロナ禍により2020年3月より運休している「富山~台北」便の早期再開について新田知事は「本年は就航10年の節目。お祝いの場を設けられれば」と述べ、これに呼応して向処長は「一日も早い再開を期待しています」と応えた。さらに、立山黒部アルペンルートが全線開通した報告を受け「雪の大谷には過去二回来ました。台湾人も富山に来るのが待ちきれない」(向明徳処長)と語った。