台湾東部では9月18日から台東県を震源とする地震が相次いでおり、中央気象局の統計によれば翌日の19日午前11時点で計76回の地震が起きている。花蓮県では建物が倒壊され、地元メディアは玉里のあるコンクリート工場の作業員が死亡したと報じている。
今回の地震の本震は現地18日午後2時44分ごろに台東県池上を震源とする地震で、中央気象局によれば、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.8で、震源の深さは7キロだった。この状況を受けた蔡英文総統は中央災害対策センターの設置を指示し、引き続き地震を警戒しようと市民に呼び掛けている。
日本台湾交流協会「日台の友情は不滅」と見舞い表明
台湾東部で地震があったことを受け、日本の対台湾窓口機関「日本台湾交流協会」はSNSで「日本は台湾と共にあります。日台の友情は永遠に不滅です」と投稿し、さらに日本のネットニュースが台湾の地震の報道する際、台湾を応援する日本人のメッセージをスクリーンショットで示した。
交流協会の投稿に対し、台湾市民からも「ありがとう!日本」や「暖かく見守ってくださりありがとう」などのメッセージが相次いでいる。
松野官房長官「支援を行う用意がある」
松野博一官房長官は同20日の記者会見で、今回台湾東部で起きた地震の犠牲者に悼の意を表し「日本政府としても、必要に応じて支援を行う用意があります 」と述べた。
松野長官の発言に対し、外交部は同日に台湾人を代表して「深く感謝する」とコメントした。
日華懇、代表処を訪問 謝大使「日台関係は世界平和のモデル」
日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」のメンバーは会長を務める古屋圭司衆院議員が率い、同21日に台湾対日本窓口機関台北駐日経済文化代表処を訪問し、地震の被害者を見舞った。
謝長廷駐日代表は日華懇の関心に感謝を示し、日台双方が災害の時互い支援し合うことを踏まえ、日台関係は最高のレベルの友好関係と語り、世界平和のモデルになれると述べた。