台湾出身のタレント、ビビアン・スーが台北市の日本向けの観光大使に就任した。台北市観光伝播局(陳淑慧局長)が8月7日、東京都内で開いた記者発表会に登壇し、台北市の魅力を伝えた。
同市はビビアンを観光大使に起用し日本からの観光客増を目指したい考え。新型コロナウイルスの感染状況が緩和し、ついに海外旅行が再開されることで「久しぶり、台北!」をキャッチフレーズとした観光キャンペーンを打ち出した。
陳淑慧局長は発表会の挨拶で「新型コロナ流行前、台湾を訪れる日本人旅行者数は海外観光客の中で2番目に多く、年間200万人を超えていた」とし「この3年間は観光に大きな影響があったが、台北は今、外国人観光客を歓迎する準備ができている」と意気込みを伝えた。
その後登壇したビビアンは、日本メディアから嵐のようなフラッシュを浴び「こんにちは、久しぶりです!」と笑顔で挨拶。今回の台北プロモーションビデオを観ながら台北の美食、歴史、文化、そして観光スポットを紹介した。
さらに台北の最新観光スポット、台北ミュージックセンターを紹介した際に「ちゃんと宣伝したので、ライブやる時の値段は20%オフ―で」と値切りの冗談を話すなど、台本無視で演出して会場を笑わせた。
「久しぶり、台北!」は、台北市のイメージアップ及び観光振興促進の観光キャンペーンとして、2023年から24年にかけて多彩なキャンペーン・プログラムを予定している。
観光伝播局は「台北市は公共交通機関、宿泊施設が充実している都市で、誰でも台北で好きな場所を見つける」とコメントしている。