9月22日、台湾の陳銘俊総領事夫妻が熊本県人吉市を訪れ、「高雄観光協会」と「人吉球磨観光地活性化推進協会」の協力協定の調印式に立ち会った。
同協定により、双方の効果的かつ戦略的な提携が促進されることで、更に多くの観光客が相互に訪問し、お互いの豊かな自然の美しさと独特な文化的魅力を楽しむことができるようになることが期待される。
高雄側からは高雄市国際自転車観光推進協会の楊仲元会長ら16人が、人吉側からは活性化協議会会長の松岡勇人人吉市長ら14人が出席し、来賓として金子善之衆議院議員、松田三郎熊本県議会議員(人吉球磨サイクリングクラブ会長)、木村敬熊本県副知事、吉永隆宏九州運輸局長、溝口幸治氏、緒方裕二氏らが出席した。
陳銘俊総領事は「高雄市の観光業界はコロナ後、積極的に海外の観光客誘致を推進してきた。また人吉市でも豪雨災害後、同様の努力を重ねてきた。今回の戦略的提携は、観光業にとどまらず、双方の地域経済の活性化につながるものと確信している」と挨拶した。
人吉球磨観光地域活性化協会は、高雄観光協会が同地の山、都市、海、田園などを総合的なテーマとして海外観光客を積極的に開拓していることを知り、今年7月に高雄を訪問し、意見を交換した。その結果、高雄市国際自転車観光協会、高雄市国際自転車観光推進協会、高雄市観光局が相互に協力事項を協議し、今回の協定に結びついたもの。
9月23日には、陳総領事夫妻、金子議員、木村副知事、松岡市長、吉永局長らが、観光庁関係者とともに、人吉球磨サイクリングクラブが行う『復活! 日本遺産鉄馬ウォークin人吉球磨2023』に引き続き参加する予定をしているが、これは人吉球磨地域の災害復興を推進し、台湾と日本の友好を更に盛り上げるイベントとなるものと期待されている。