自民党高市早苗氏が4月に台湾訪問 頼清徳総統と会談

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高市早苗氏が4月27日に台湾訪問

自民党の高市早苗前経済安全保障相はこのほど、4月27日より台湾を訪問し「頼清徳総統と会談する」との意向を明らかにした。日台の安全保障及び経済面での関係強化を図るとみられる。インド太平洋戦略シンクタンクが開催する「国際政治経済フォーラム」にも招待されており、同28日に演説を行う。さらに、蔡英文前総統とも面会を予定している。

 訪問は「自民党関西日本台湾友好地方議員連合台湾訪問団」らも同行し滞在は三日間を予定している。代表団はこのほか、台湾行政院を訪れ卓栄泰院長を表敬訪問する。

 訪問の表明を受けて台湾外交部は4月25日、一行の訪台に「心からの歓迎」を表明した。

記念撮影

 高市氏は以前「頼清徳総統にお会いしたい」との考えを表し、2024年末の唐鳳大臣との会談で「高雄に行って安倍晋三元首相の銅像を見に行きたい」と回答していた経緯がある。

 高市氏は台湾との関係を重視し、党総裁選に初めて立候補した2021年9月には当時の総統の蔡氏とオンラインで会談している。今回は高市氏に近い黄川田仁志氏、尾崎正直氏、佐藤啓氏とともに訪問団を結成して同行する。

高市氏は昨年、自民党の総裁選に出馬し惜しくも決戦投票で石破首相に敗れたが、台湾を支持する日本政界の重鎮で、直近の民間のアンケートでは「次期首相にふさわしい人物」と目されている。