【台北訊】台湾の黄彦男数位発展部長(デジタル発展相)がこのほど辞任した。卓栄泰行政院長に辞任を申し出て受理された。台湾行政院の李慧芝報道官が8月22日に発表した。
黄氏は台湾の国立アカデミー「中央研究院」情報技術(IT)イノベーション研究センターの研究員を経て2024年5月、数位発展部への出向として同部の部長に就任した。今年8月31日に出向期限を迎えることもあり辞任を決めたという。

数位発展部は、黄氏が在任中に「デジタル強靭性の強化」デジタル経済の発展」「特殊詐欺の撲滅」に取り組み「大きな成果を挙げていた」とした。後任についてのコメントはなかった。
数位発展部は、蔡英文前政権だった2022年8月、デジタル政策を担う最高主務機関として発足。初代大臣は日本でも高い知名度を誇る唐鳳(オードリー・タン)氏で黄氏はその後任だった。
一方、台湾経済部の郭智輝部長も同22日、頼清徳総統と卓行政院長宛てに「辞表を前日の21日に提出した」と明らかにした。「健康上を理由に辞任する」とにした。 郭氏は半導体専門商社を傘下に持つトプコ・グループ(崇越集団)の共同創設者で前会長。2024年5月の経済部長就任後は元企業経営者としての手腕が期待されたものの、エネルギー政策や米関税対応を巡る発言が野党などから批判を浴びていた。
資料來源:中央社
2025.08.25