【熊本訊】台湾の食材及び物産品などの輸入販売を手がける日台生活館(本社=熊本県菊池郡大津町)は、グルーブ企業が保有する「大津町国際交流館」で、新たな事業に着手する。環境への配慮や健康志向が高まるライフスタイルを目指す人向けに「ビーガン料理店」と多用途の物販店「81886.Shop」を12月3日にオープンする。同地区に進出する台湾企業の工場勤務者向けに、生活全般を支援する。
「ビーガン料理店」は、会館の一階で飲食と販売、デリバリーを行う。日本ではまだ馴染みがない「ビーガン料理」だが、動物由来の食材を一切使用しない、いわゆる食にこだわりを持つ健康志向者、そして環境に優しい生活に向けた展開を目指す。メニューは生姜焼き、ヒレカツ、野菜カレー、ハンバーグ、牛丼、魯肉飯、水餃子、小籠包、野菜饅頭などで、食材に大豆を使用する。
多目的ホールとして、会館の二階は国際交流の場として、大画面スクリーン付きの宴会場と宿泊施設も兼ねる。会議室、料理教室などにも活用できる。
食生活のヘルシー志向の増加を狙い「本当の健康食を提供したい。ランチに取り入れたのは、特色を生かした食事です。近隣の同業者にはない取り組みです」(統括責任者)。月曜日から木曜にまでの平日のみ実施すると言う。
「オープンまもなくは試行錯誤ですが、日に30食程度、単価も1000円プラス程度を設定します。初の取り組みですが、浸透すれば地域の活性化にもつながると信じています」と説明。台湾と日本の交流をより具現化させる取り組みに期待がかかる。
2025.10.07