打造更好的學校──東京中華學校教師們的心聲
【讀者投稿】東京中華學校作為一所由在日華僑創立的學校,長期以來肩負著傳承中華文化與倫理道德、培育華僑子女、以及培養具備國際視野人才的重要使命。本校多年來以繁體字中文教育為核心,持續推動教育實踐,在華僑社會中建立了備受肯定、值得驕傲的「華僑學校」之優良傳統。
然而,長年以來,本校教職員的薪資與待遇並未隨著社會變遷與經濟狀況進行合理調整,難以反映教師所承擔的專業性與責任。特別是在近年物價持續上漲、國際局勢變動加劇的情況下,生活的不穩定感日益加深,現行不合理的薪資制度使得優秀教師難以長期留任,並對教育現場的穩定性造成嚴重威脅。
東京中華學校位於東京都千代田區四谷,是一所擁有96年歷史的小學、初中、高中一貫制學校,由華僑所創立。全校學生約380人,從小學一年級到高中三年級皆有學生就讀,專任教師23名、兼任教師25名在此任教。教師們每天竭盡全力,讓孩子們能在多元文化的環境中健康成長。
教師工會的成立
2025年9月1日,我們東京中華學校的教職員正式成立了「東京中華學校教師工會」,並加入「綜合支援工會(總合サポートユニオン)」。這個決定並不是為了與任何人對立,而是為了邁出「讓教育永續發展,讓教師與孩子都能安心生活與學習」的第一步。
教師們所面臨的現實,多年來學校內一直存在以下問題:
• 基本薪資偏低,實質上新進教師的起薪接近東京都最低工資水準
• 低薪資及低額退休金,無法保障退休後之生活
• 無導師津貼、扶養津貼、住房津貼、代課津貼等各項補助
• 工作時數逐年增加,加班費申請門檻高
• 本年度起,年末年始僅2天假期,包含盂蘭盆節在內的暑假也被定為上班日
• 勞動契約內容不透明,教師難以理解自身權利
• 校務人事與管理缺乏透明性,導致部分教員承受對立與心理壓力
這些問題不僅使教師身心俱疲,也對教育品質與孩子們的學習造成負面影響。
為什麼要成立工會?
我們並非打算「對抗」學校。過去,我們多次嘗試在校內提出改善建議、進行對話,但始終未獲得積極回應。自2021年起,管理層的過度干涉與不當指示日益增加,教師因此身心失調而離職。
我們不禁自問:「在不尊重教師的環境中,如何守護孩子的學習?」
沒有穩定、被尊重的教師,就不可能有高品質的教育。因此,我們選擇以合法、和平的方式成立工會,作為與校方對話的平台。
我們的訴求與願景
2025年10月2日,我們向學校理事長正式提交了第一次團體協商申請書,主要訴求如下三點:
1. 改善薪資制度──調整基本薪資,完善薪資體系,改善各項津貼與退休金
2. 保障勞動權利──讓教師能參與工作規則的修訂,廢除不合理的契約制度
3. 建立健全的校務與倫理制度──防止權力濫用,與教師進行民主對話,實現透明的校務運作
給家長們的真心話
感謝各位家長一直以來的理解與支持。
提到「勞動工會」,或許會讓人感到嚴肅,甚至擔心「是否會影響孩子的學習?」但請放心,我們的目標並非對立,而是守護教育品質。
唯有教師在穩定、被尊重的環境中工作,孩子們才能接受真正良好的教育。透過工會活動,我們希望讓學校制度更加透明與公平,使所有教師都能長期陪伴孩子成長。家長的理解與支持,是我們最大的力量。
我們所追求的學校願景
我們不想與任何人爭鬥,只想建立一所「更好的學校」。
• 教師無生活之憂,能長久任教的學校
• 校務決策透明、公正的學校
• 所有教職員與學生都能安心學習、成長的學校
【東京中華學校】第一次勞資雙方團體交涉-校方高層缺席,教師訴求遭到「無視」
2025年11月17日舉行的第一次團體協商,原本應是學校正視問題、邁出改善第一步的重要場合。然而,校方的應對卻令加入工會的教職員震驚,也清楚暴露了學校問題的嚴重性。
以下為第一次團體協商的重點整理。
1. 決策者缺席:「並非必須出席」——令人難以置信的說法
在正式的團體協商中,理事長與校長雙雙缺席,具備決策權、了解現場勞動實況的高層人員不出席。當工會詢問原因時,校方代理律師僅回應:「理事長與校長出席並非必須」這不只是冷漠,更是對學校責任的逃避。
2. 聘三名律師出席:是為了解決問題,還是壓制教師?
理事長與校長未出席,取而代之的是三名律師。對於薪資改善,校方只反覆強調「學校處於赤字」;假期制度與霸凌申訴機制則一律回答「正在研議中」。然而,校方卻毫不吝惜支付三名律師的費用,這樣的態度實在令人質疑其誠意。
3. 薪資與休假問題:回應空泛,毫無具體內容
對於工會提出的改善要求,校方始終僅以「會考慮」回應,沒有具體方案、沒有時間表,也沒有負責人。這樣的回應與其說是協商,不如說是刻意拖延。
4. 職場霸凌被輕視,受害者遭到忽視
對於教師提出的職場霸凌與不當言行,校方不但不予承認,也未進行調查,反而偏袒被指控的一方。更嚴重的是,學校至今未依法設立正式的霸凌申訴窗口,對未來的設置計畫也毫無具體說明。
第一次團體協商清楚顯示,學校選擇「不面對、不改善、不負責」。校方高層缺席、逃避問題,卻願意花錢聘請律師,顯示其優先考量並非解決問題,而是壓制發聲的教師。
東京中華學校教師工會的立場十分明確:
我們將持續行動,揭示真相,促成改善。我們將透過團體協商、資訊公開,持續為教師的權利與尊嚴、以及孩子們更好的教育環境而努力。
在壓迫教師的學校中,不可能存在健全的教育。
受害的不只是學生個人,而是整個學校。
東京中華学校教師組合設立の背景─子どもと教育の未来を守るために
より良い学校づくりのために〜東京中華学校教員たちの声〜
【読者投稿】東京中華学校は、在日華僑学校として、中華文化および倫理道徳の継承、華僑子女への教育、さらに国際的視野を備えた人材の育成という、極めて重要な使命を担ってまいりました。長年にわたり、繁体字による中国語教育を中心とする教育活動を推進し、華僑社会において高く評価される誇り高き「華僑学校」としての伝統を築いてきました。
しかしながら、本校教職員の給与および待遇は、長年にわたり社会的変化や経済状況に即した見直しがなされておらず、教職員が担うべき専門性と責任の重さに見合うものとは言い難い状況です。特に近年における物価の継続的な上昇および国際情勢の変化により、生活の不安定さが増す中、現行の不合理な給与体系は、優秀な人材の定着を著しく困難にし、教育現場の安定的な維持を脅かす要因となっております。
東京中華学校は、東京都千代田区四谷にある、華僑たちによって創立された96年の歴史を持つ小・中・高一貫校です。全校生徒はおよそ380名。小学校1年生から高校3年生まで在籍し、専任教員23名、非常勤教員25名が勤務しています。多文化環境の中で子どもたちがのびのびと成長できるよう、日々教員たちは力を尽くしています。しかし、本校は日本の「一条校」ではなく、「各種学校」に分類されます。そのため教育内容の自由度は高いものの、制度上の空白により、教職員の労働条件や権利保障が長年見過ごされてきました。
東京中華学校教職員組合
2025年9月1日、私たち東京中華学校の教職員は「東京中華学校教職員組合」を設立し、「総合サポートユニオン」(労働組合)にも加盟しました。この決断は、誰かと対立するためではなく、「教育を持続可能にし、教師も子どもも安心できる環境をつくる」ための第一歩です。
教員たちが直面している現実長年にわたり、以下のような問題が存在してきました。
• 基本給が低く、事実上、初任給は東京都の最低賃金に近い水準であること
• 退職金制度が極めて低水準であること
• 担任手当や扶養手当、住居手当、授業代行手当などの諸手当がないこと
• 労働時間が年々増加しているにもかかわらず、残業申請が困難なこと
• 今年度から年末年始は2日だけ付与されるようになり、お盆含む夏休暇が勤務になったこと
• 雇用契約内容の公開が不十分であり、自身の権利を理解しづらいこと
• 校務における人事や管理の不透明さにより、一部で対立や心理的負担が生じていること
• パワハラなどハラスメントを申告する第三者委員会は設置されず、パワハラ
と思われる行為が見受けられること。これらは教員の心身を疲弊させるだけ
でなく、教育の質や子どもたちの学びにも影響を及ぼしていると考えています
なぜ組合を立ち上げたのか?私たちは最初から学校に「対抗」しようとしたわけではありません。
これまで何度も校内で改善の提案や対話を試みましたが、前向きな反応は得られませんでした。2021年以降、管理側による過度な干渉や不当な指示が増え、多くの教員が心身に不調をきたし、退職者も増加しました。私たちは考えました。「教員が尊重されない環境で、どうやって子どもの学びを守れるのか?」 教育の質は、安定した教師の存在なしには成り立ちません。だからこそ、私たちは合法的・平和的な対話の場として、労働組合を設立しました。
私たちの要求とビジョンを2025年10月2日、私たちは学校理事長に対して初めての団体交渉申入書を提出しました。主な要望は次の3点です。
- 賃金制度の改善──基本給の見直し、賃金制度の改善、手当・退職金の改善
- 労働権の保障──就業規則の改定に教員が関与できるようにし、不合理な契約制度を撤廃
- 健全な学校運営と倫理の確立──権力の乱用を防ぎ、民主的に教員と対話す
る、透明な校務運営の実現
これらの取り組みを通して、教師が安心して働ける職場をつくり、保護者の皆さまにも信頼いただける教育環境を目指しています。
保護者の皆さまへいつも温かいご理解とご支援をありがとうございます。 「労働組合」と聞くと、少し堅い印象や「子どもの学びに影響があるのでは?」という不安を持たれるかもしれません。ですが、どうぞご安心ください。私たちの目的は「対立」ではなく、「教育の質を守ること」です。
教師が安定した、尊重される環境で働けることこそが、子どもたちへのより良い教育につながります。組合の活動を通して、学校の制度をより透明で公正なものにし、すべての教師が長く子どもたちと向き合える環境を整えていきます。保護者の皆さまの理解と支援こそが、私たちの最大の力です。これからも変わらず、一人ひとりの子どもに寄り添い、温かく信頼される学校を目指してまいります。
私たちが目指す学校像私たちは誰かと争いたいのではなく、「より良い学校」をつくりたいのです。目標はとてもシンプルです。
• 教師が生活の不安なく、長く教え続けられる学校
• 校務の意思決定が透明で公正な学校
• すべての教職員と生徒が安心して学び、成長できる学校
この取り組みは東京中華学校で働く教師たちの未来にもつながるものです。
私たちは信じています。「教師が尊重されるとき、教育は本当に輝く。」
【東京中華学校】第一回団体交渉:学校上層部の重要関係者が欠席し、教員の要求を「無視」
11/17(月)に行われた第一回団体交渉は、本来、学校が問題に正面から向き合い、改善の第一歩を踏み出す場であるはずでした。しかし、学校側の対応は組合に加入する教職員を驚愕させ、この学校が抱える問題の深刻さを浮き彫りにしました。 初回団体交渉の内容をまとめましたので、ぜひご覧ください。後半には中国語に翻訳した文章も掲載しています。
1. 決定権者が不在:「出席の必須ではない」——学校代理人(弁護士)の説明は信じ難い
教職員は長年、低すぎる給与、不合理な休暇制度、放置された職場でのパワハラ、管理体制の混乱など、多くの問題を学校に訴えてきました。しかし、正式な団体交渉の場で、理事長も校長も不在、意思決定可能であったり、現場の労働実態を知る上層部は誰一人出席しませんでした。組合が理事長と校長が不参加である理由を尋ねると、学校代理人である弁護士は「出席するのは必須ではないからです」と回答しました。これは単なる冷淡さではなく、学校としての責任放棄そのものです。
2. 弁護士3名だけ出席:問題解決ではなく「抑え込み」が目的では?
団体交渉には理事長や校長は参加せず、代わりに弁護士3名が来ました。本来、労使双方で「教育環境と労働環境を改善する」ための交渉をする場であるはずが、学校によってその実質が失われました。給与改善には「赤字である」と述べるばかり、休暇制度の見直しは検討中、ハラスメント相談窓口の設置計画も検討中などの回答を繰り返すばかりでした。しかし、学校は弁護士3名分の費用だけは惜しまず支出しています。この姿勢はあまりにも不誠実ではないでしょうか。
3. 給与・休暇:誠意なし、返答は曖昧
組合が提示した改善要求に対し、学校側は終始「検討します」と曖昧に応答するばかりでした。具体的な改善案はなく、スケジュールも不明、責任者も示されませんでした。これは交渉ではなく、時間稼ぎのための引き延ばしと受け止めざるを得ません。
4. 職場でのパワハラは軽視され、被害者は無視される
職場でのパワハラや不当な言動の訴えについて、学校は認めず、検討せず、指摘された側を擁護しました。さらに深刻なのは、学校は今日に至るまで法に基づき正式なハラスメント相談窓口を設置しておらず、今後の設置計画すら具体的に示していないことです。教員が不当な扱いを受けても、救済の仕組みは学内に存在しません。第一回団交で明らかになったのは、学校が「向き合わず」「改善せず」「責任を取らない」という現実です。本来、改善の第一歩は、上層部が出席して問題に向き合うことです。しかし現実は、上層部は出てこず、問題から逃げ、責任感もなく、改善する意志もないまま、弁護士費用には惜しまずお金を支出しました。問題解決よりも声を上げた教師の抑え込みを優先していることが露呈しました。
東京中華学校教員組合の立場は明確です。私たちは行動を続け、真実を社会に示し、改善を実現させます。組合は今後も団体交渉、情報公開、教職員の権利と尊厳の獲得、そして子どもたちのより良い教育環境の確保のために行動を続けます。教師が抑圧された学校に、健全な教育は存在しません。被害を受けるのは学生個人だけでなく学校全体です。
投書人:総合サポートユニオン-東京中華學校教師工會
2025.12.24


















































