交通部観光局発表によると、2011年11月に台湾を訪問した旅客数は61万9343人で、前年同月比17.08%の増加。内訳は、「観光」目的の来台旅行客が39万5,798人で、前年同月比22,24%の増加。「ビジネス」目的の旅行客は9万1813人で7.95%の増加となった。
日本からの来台旅行客数は、13万538人(前年同月比23.69%増)で、中国に次いで2位。また、日本の月間来台旅行客数の最高記録を更新した。そのうち観光目的が9万6275人(同31.03%増)、ビジネス目的が91万1431人(同18.71%)だった。
台湾の交通部観光局が旅行業界と協力して実施した、東日本震災の被災者を台湾に招待する「台湾希望の旅」活動が大きな反響を呼んだほか、各種旅行展、イベント等で台湾を紹介する活動を行い、飛輪海(フェイルンハイ)らによる旅行紹介番組「名人帯路ーアイドルエスコート」の制作や、日本でのファンイベント、東京の旅博に参加して台湾をPRする活動が功を奏した。また、円高が進む中で観光局は、季節の贈呈品や旅行の優待措置を実施などにより、11月の日本からの観光客数が31%以上の大幅成長となった。
このほか、昨年11月の台湾の国民出国者数は70万6108人で、前年同月比3.39%の増加。また11年1月~11月の国民出国者数の累計は892万7145人の2.17%の増加となった。
そのうち、11年11月に日本へ渡航した台湾人は9万235人の同7.17%減。11月1月~11月の累計では、東日本大震災の影響を受け、105万3833人で同18.21%減となった。