台湾の南部にある台南市は、東日本大震災の被災地支援として仙台市の若者らを招待するイベント「送愛到仙台―仙台学子来台(仙台へ愛を送り、仙台の学生を台湾に招こう」を企画し、第一陣30人が2月16日に台南入りした。
同イベントは台南市政府が台湾の大手企業グループ「奇美」などとともに企画していたもので、参加者は9日間の台湾ステイを楽しめる。台南市政府は向こう3年以内に、仙台から計300人もの学生を台湾に招待する予定で、仙台の若者が台湾と台南の文化や古跡、グルメを体験してくれれば、と話している。
台南市と仙台市は、七夕を通じ市民交流が深まり、06年1月20日に交流促進協定を結んでいる。昨年の4月には台南市長の頼清徳氏らが仙台市に訪れ、義捐金1億770万円余を仙台市長の奥山恵美子氏に直接贈呈した。