対日窓口会長に廖了以氏 — 日本との縁の深さが買われ抜擢

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 台湾の対日窓口団体「亜東関係協会」は10日、理事会を開き、彭栄次(ほう・えいじ)氏(77)の後任会長に、国民党前秘書長(幹事長に相当)の廖了以(りょう・りょうい)氏(64)を選出した。
 
 台中県長(2010年から台中市に統合)や総統府国策顧問、内政部長、総統府秘書長などの要職を歴任した廖氏は、日本人の母親を持ち、母方の祖父、佐藤謙太郎氏は日本統治時代に台中庁長を務めた。
 
 会長職は駐日代表経験者が務めるのが通例だったが、09年に就任した彭会長に続き、日本との縁の深さから抜てき人事となった。
 
 退任した彭氏は「日台民間投資取り決め」締結や「日台オープンスカイ協定」締結などに尽力した。
 

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