台湾鉄路(台鉄)の国宝級蒸気機関車CK124と、日本のJR北海道のC11型蒸気機関車が姉妹SLとなることが 明らかになった。訪日中の交通部台湾鉄路管理局の范植谷局長が明らかにしたもので、双方は先ごろ合意に達し、3月12日に北海道釧路市で調印式を行う予定。姉妹SLは鉄道業界で前例がなく、将来的には日台の人々による相互の鉄道旅行など、双方の観光収入に結びつけていきたいと意気込んでいる。
JR北海道のC11形は「SL冬の湿原号」として冬季に運行されているが、今年は例年の2月末までの運行に加え、CK124形との姉妹提携を記念し、3月12日に台湾からの調印団参加者や旅行客のために特別運行する。一方、台鉄は6月9日の鉄路節(中華民国が鉄道事業の発展を記念して定めた日)で例年行われるCK124の復活運行イベントを盛大に催したいと話している。