大昌貿易行では、本年1月より台湾でのいすゞトラックの総代理店となった。同社は香港に本社がある商社で、日本法人の設立は1951年、資本金4億8千万円の歴史ある企業。
いすゞ自動車とは海外でのトラック販売で、30年以上提携している。これまで香港、マカオ、中国、シンガポールでいすゞトラックの総代理店だったが、今回台湾も加わった。
昨年まで同社の会長で、現在相談役の岡村央棟(邱泱棟)氏は「私は台湾出身なので、今回のことは大変うれしく思っています」と語った。
同社の業績は素晴らしく、中国ではいすゞ自動車の大型トラックを年間約7千台販売している。中国でのいすゞの評価は大変高く、「品質が良い。部品補給が早いと高評価を受けています。多少、部品の価格が高くてもいすゞトラックを選んでくれます」と岡村氏はその秘密を明かしてくれた。また、香港では、いすゞの小型トラックNシリーズが32年連続販売No.1を誇っている。
そして「台湾では月に200台の販売を予定しています。ボルボや三菱などライバルは多くいますが、いすゞの品質は世界一なので、負けるとは思いません」と台湾への意気込みを付け加えた。今季の同社の販売台数は台湾も加え、1万3千台を予定している。