日本の「国際粒子線計画支援センター開設準備室(仮称)」は14日、放射能治療の一種である陽子線によるがん治療機器の開発を台湾で最初に手がけた、がん治療機器メーカー「錫安生技」と協力覚書(MOU)を交わし、今後、錫安生技の陽子線がん治療機器開発の支援をするために、10億台湾ドル(約28億1800万円)を投じることを明らかにした。同案件は、昨年12月の「台日産業架け橋プロジェクト」開始以降初の生体医療産業協力案となる。
錫安生技は放射能治療の一種である陽子線によるがん治療機器の開発を台湾で最初に手がけている。今回のMOUにより台湾のがん治療水準の向上が見込まれると同時に、日台間のバイオテクノロジー分野での提携が促進されると見られている。