かつて太平洋戦争では約20万人の台湾出身者が、日本軍人、軍属として出征し、3万人以上が帰らぬ人となった。この日本国家のために、犠牲となった人たちのために、慰霊碑を立てようと決意した人がいる。台湾・澎湖島出身の許光輝氏がその人だ。許氏は馬英九総統を動かし、八田與一記念公園を開園させた人物。
許氏は、台湾戦没者慰霊碑を沖縄平和公園に建設することを希望している。この公園には、太平洋戦争の沖縄戦で亡くなった国内外の20万人余りが、国籍、軍人、民間人の区別なく、すべての人の氏名を刻んだ記念碑『平和の礎』が1995年に建てられている。
また、外国人戦没者慰霊塔としては、『韓国人慰霊塔』が建てられている。
「同じ日本人として、従軍した台湾人には慰霊塔がありません。私はこのことを非常に残念に思い、台湾人慰霊塔を沖縄平和公園に建設するため、活動を開始しました」と許氏は語った。
そして、日本人の中京大学の檜山幸夫教授、東山京子博士と電気倶楽部の不破光一氏、豊島区議会議員はしもと久美氏の協力を得て、日本での支援を求めている。