日本政府が、釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)の無人島を国有財産台帳に明記したことに、台湾外交部は3月27日夜、厳正に抗議した。
藤村修官房長官が26日、釣魚台列島の赤尾嶼(日本名:大正島)付近の無人島「北小島」について「(今月2日の)名称付与を受け、国有財産だと明確にするため23日に台帳に明記した」と明らかにした。
これに対し外交部は27日、駐日代表処(大使館に相当)が同日に抗議したと発表するとともに、日本側には「台日関係に影響を及ぼさないよう」自制を求めた。
釣魚台列島の領有権について、行政院の楊永明報道官は今月3日、同列島は中華民国(台湾)固有の領土だとした上で、日本が排他的経済水域(EEZ)の基点とする無人島(4島)の命名など、関係各国・地域の主張・行動は一切認めない立場を改めて強調している。